来週からの戦略1(セクター選別)

トレードをする以前に、私は日頃から以下の3つの作業を行っています。
①SPX、NDQのチャート分析
②10年国債利回りのチャート分析
③世界動向(経済指標結果や世界で起きた事象など)の情報収集(アメリカに限らず)

①〜③によって
・株価(主要3指数)が上昇するのか下落するのか
・強いセクター、弱いセクターの選別
・個別銘柄のスクリーニング
行います。

先週の頭でというと、①と②では下落判断でしたが、③「クレディスイス」によって上昇となりました。
従って①〜③全て常に必要な作業だと感じています。

まだ来週に向けてのチャート分析はしていないので、セクター選別だけ。

【強いセクター】
エネルギー。残念ながら一つしかありません。
OPEC+が日量200万バレルの減産を決めてWTI原油先物が93.20まで上昇しています。

個別銘柄だとエクソンモービル($XOM)、シェブロン($CVX)、オキシデンタル・ペトロリアム($OXY)(←ウォーレンバフェットが買ったことで一時話題に)などのエネ銘柄が上昇しました。
昨日は地合いに負けましたがここ3ヶ月でも唯一プラスでパフォームしています。

3カ月セクター別パフォーマンス

エネルギーブル2倍ETFは(3倍はありません)
$ERX(デイリーエネルギー株)
$GUSH(石油・ガス発掘生産)

経済指標は週1回発表される「原油在庫量」これが予想より下回れば需要が増大してるとみなし、エネ株買い判断材料となります。
先週も予想より下回り株価上昇となりました。

OPEC+の決定を受けてバイデン大統領がどう対応するのか?来週は引き続き注視していきます。

【弱いセクター】
ほとんどですが、特に弱いのは⑴不動産と⑵半導体。
⑴不動産は政策金利の利上げにより住宅ローンの金利も上昇し、
平均金利年7.12%となりました。これは2001年以来の最高値。

金融政策のイメージ

住宅金利が7.12%だと3000万円の家を30年ローンで組んだ場合、毎月20万2014円返済となります。
当然、家は売れなくなり、不動産業にとっては不況まっしぐらです。
利上げが終わらない限り、不動産業には厳しい現状が続くということです。
不動産ベア3倍ETFは
$DRV(デイリーリアルエステート)

⑵半導体
$SOXSでお馴染み。
最近値動きに元気が無かったですが、アドバンスド・マイクロ・デバイス($AMD)の利益警告により半導体セクター全般が低下。
$AMDは$SOXSの構成率3位なので影響も大きかったですね。

詳しくはこちら参照↑
元々$SOXSは投資家に人気のあった銘柄なので、このBAD NEWSにより下落相場ではこれからもさらなる活躍が期待されるところですね。

チャート分析はまた今度していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?