貧困感コーン♪
高度経済成長期に日本の経済を支えてきた町の小売店が、スーパーや郊外のショッピングモールに食われ、一つまた一つと姿を消し、やがて日本各地に『シャッター街』を作った。
そのショッピングモールも今やネットショップに押され、最早『安近短』の極致となっておりますし、外国人とシニアの坩堝と化すそう遠くない未来も見え隠れしています。
都市は街の新陳代謝が早い。
言うなれば『流行ってるパチンコ屋』と同じ仕組みで、利益率が高い台が人気になって高回転すればいいんですからね?
『なんか新しい店出来たって。』『へぇ。今度行ってみる?』ぐらいのリアクションだと思うんですけどね?それをずっと繰り返す。
自ずと人が集中して結果、資本が集中するんですから、何も複雑に考えることは無いし、ましてや『過疎』の対策なんて考えるワケもない。
ところが田舎はそういうワケに行きません。
町には2代目や3代目の商店が軒を連ね、農業従事者の平均年齢はもっぱら70代、朝から病院の待合室は満員で、バスも鉄道もなかなか来ないし、駅前でタクシードライバーがタバコ吸いながら談笑してる。
『ショッピングモール出来たらしいで?』
マイカーで1時間圏内なら迷わず出かけるし、年に何回かしか行かないのにコストコの会員になってたりね?
だいたい出来てすぐ行くのは田舎に住んでる人じゃないですかね?そして『行ってきた話』を友達にする。『え?まだ行ってないの?』って言いたいがために。
不便この上ない日常にあって『ネットショップ』は便利で手軽で、ガソリン代やその手間を考えれば、多少高くついたとしても充分に納得できる。何らかのポイントも貯まるしね?
多くの誤解があるので整理しておきますが、日本のマジョリティは東京都民でなく国土の大多数を占める田舎の人間でありますよ。
そんなマジョリティである田舎の人間が『便利』ってだけで、ネット生活を日常として続けてしまったら、日本も先が見えてくる。
なんでもかんでも『アメリカを見習え』って人には願ったり叶ったりかも知れませんが、そのアメリカ様の現状はと言いますと、BLMの暴動と集団窃盗でショッピングモールは閉鎖し、多くの買い物難民が発生し、深刻な治安の悪化を引き起こしています。
そんな弱り目に祟り目のアメリカ様にさえ逆らえず、シナには工場どころかイニシアチブも持っていかれた中で、これ以上、日本でモノを作らない&歩いて買い物に行かない仕組みが横行してしまえば、日本全土が、都市部でさえもシャッター化するのは目に見えている。
『ドラッグストアとコンビニとネットショップがあれば困らない。』
ほとんど出歩かなくなるなり『また太った』とダイエットグッズをアマゾンで買う。これ、ムダの極致です。
洋服も機械のパーツも何もかも『メイド・イン・チャイナ』で、純然と日本の収益になるのは消費税だけと言っても過言じゃない状況で、景気が上向くならこれこそ奇跡よ。
『あの時、マスクを買い占めされて困った経験』を今こそ生かして行きましょう!
『近所の店に在庫がある。』
ホントはこれが一番豊かで便利なんですよ。そろそろ日本も全土でもっと豊かになっていいんじゃないの?
ドラッグストアとコンビニとネットショップしかないなんて、そんなみすぼらしい国になり下がってはいけないよ。
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