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イッチョメワーォ!

数年前『住民基本台帳ネットワーク』ちゅうシステムが全国の役所に導入された。

掻い摘んで言うと、みなさんの戸籍などの情報が、そのオンラインシステムを利用すると日本全国、どんな離れた場所にあっても入手できる、まぁそんだけの事ですけどね?

当時、このシステムを導入すべく躍起になってた総務省がしきりに言ってたのは『いちいち役所に住民票を取りに行かなくてもパスポートが簡単に取れます!』ってことでしたね?

パスポートって人生でそんなになんべんも取りに行くもんなんですか?

よく考えると、その情報管理の担当者つっても選挙で選ばれたワケでもなければ総理大臣が選任したワケでも無い。情報管理の特殊能力を持ってるワケでも、情報管理に関する国家資格を持ってるワケでもない。

システムだって、ラスベガスのカジノの金庫みたいにパスワードが毎時間変わるほどの厳重さは無い。

パソコンがトラブって落ちたら使えなくなってしまうので、ネットワークに繋がる幾つかのパソコンで接続できるようにしてあるでしょうし、その全部を高セキュリティに設定すると、担当者の仕事量がムダに増える。

世の中に溢れる『便利な機能』なんてものは、使ってなんぼ、スピード命で、軽量&大容量にこそコストをかけるべきで、完璧なセキュリティーを求め過ぎて『無用の長物』になってしまっては意味がない。

『年金記録の電子化』だって、画期的で素晴らしいシステムだったワケじゃない?

それを入力する作業を入札した企業が納期を焦って下請けに、下請けも焦って孫請けにやらせてしまったがために、わけわからんバイトみたいなヤツが扱ってたり、シナの何の会社かわからんヤツらが出鱈目にやって破綻したワケでしょ?

ミスはある。納期に間に合わんこともある。完璧を求めるなかれ。じゃないと便利がムダになる。

単年決済やからね?キッチリ公開もせなアカンし焦るのもわかるけど、『事情があって遅れてます。』が、どの官公庁、都道府県庁、市区町村役場、各振興局で通るようになれば、色んなものがもっとスムーズになって、しかも圧倒的なコスト安にも繋がると思うけどね?

まぁ、それが出来ないからこそ『お役所仕事』なんやろうけど、『改革の一丁目一番地』ってたぶんそこやで?

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