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ようやく官僚

日本に労働階級は存在しませんが、日本を動かしてるのは『エリート』と言われている官僚だそうです。

みんながテレビ観てゲラゲラ笑ってる間も、睡眠時間はもちろん二度と戻らない青春をもかなぐり捨て、焼けきれるほどに脳をぶん回して勉強し、有名大学に入り、公務員採用試験に合格し、そしてやっと高級官僚となりうる。

まさしく選りすぐりの高性能です。

なので彼らにとっちゃ国会議員なんて、不勉強で下衆い人間くらいに感じてるんでしょうね?

何かあれば官僚がレクチャーしてくれるからみんな任せっきりでしょうし、法律を作る仕事に就いていながらも、その法律の建付けや経緯なんかほとんどの国会議員は知ってもないでしょう。

だって近現代史こそ習わんもんね?

『官僚なんてみんなバカ』と言った菅直人に至っては、『活動家の弁理士がなにほざいてんだ?』って官僚のほとんどがまともに相手なんかしなかったんでしょう。

大震災が発生し広範囲で津波被害に遭い、福島第一原発も津波被害に遭い電源を喪失、現場からの要請を無視し、ベンドも開けず、海水注入もせず、おかげで福島第一原発の建屋は水素爆発で吹き飛ぶという大事故を引き起こしました。

それと引き換えに私たちは『バカに権力を持たせたら絶対にダメ!』という教訓を得ました。

官僚と大臣との距離が適切じゃ無かったからこその大惨事とも言えなくもないワケです。

つまり、事前通告に従って委員会質疑が執り行われる中で、官僚が懇切丁寧に答弁を作成したり事前のレクをしたりしなきゃ、ほとんどの大臣はまともに答弁すら出来ないのが現状であります。

総理大臣に就任していきなりの国際会議で、外国の要人と座ったまま挨拶してたの見りゃわかるよ。

普通なら外務省の官僚が『お立ちになって握手を…』って知恵を入れるんでしょうけど、『そんなこと言われなくてもわかっとる!』って感じなんでしょうね?

なのであのざまですよ。

国会議員なんつっても相手してるのがこんなのばっかりじゃ『国の為に!』と思ってようやくなった官僚の意識もだんだん歪んでくるでしょうね。

さて、問題はここからです。

自らを『高級官僚である』と認識しているのならば、常に日本を正しい道に導くために働いていただいている日本の輝かしき『叡智』そのものでいてもらわないと困るワケです。

日本の行く先が平穏であるか激動するかはあなたがた官僚のさじ加減と言っても過言ではない。

法治国家であるその法律を作るのが国会議員で、その国会議員にレクチャーするのが高級官僚ですから、例えば法律を複雑な建付けにして目くらましをしつつ我田引水な制度にすることなんてお手のものなのです。

だって日本の『叡智』なんですから。青春も何もかも犠牲にして高級官僚にまでなったんですから、そんなの朝飯前よ

『何年か波風立てずに過ごしたら後は天下りして悠々自適の生活』

諦めなのか悟りなのか、先が見え始めると急に守りに入るってことを理解できなくも無いし、しかも概ねそうなって行きますし。

よしんば『天下り禁止』だっつっても、『高級官僚』の肩書きさえあればその後の人生も概ね安泰ですよ。

公金チューチューしたいNPOは元より、各都道府県の副知事、各市の副市長、自治体の外郭団体、引く手あまたとはまさにこのことです。

であるとしても、『官僚なんてこんなヤツらばっかしだ』なんて決めつけない方がいいし、官僚ってだけでエリートなんですからエリート気取らなくていい。

普通に公務員で公僕です。

そのルートが違うだけで、エクスペリエンスは違ったとしても『日本人』であることと『人間』であることに限って違いなんか無い。

官僚だからって『日本を動かしてるんだぞ!』なんて思いあがらない方がいいし、『相手は官僚だから』って何も臆することは無い。

こんな不景気にあってもなお、おおらかな気持ちで納税して、その仕組みにキッチリ乗っかってるから官僚が描いたルールでもやっていけているだけですからね?

言っちゃ悪いけど仕組みなんて壊そうと思えば壊せるし、秩序だって壊れたら早いよ?

ましてや移民受け入れなんつって、それに紛れて不良外国人がいっぱいやって来るんですから。

日本人同士でやりあったって仕方がないでしょう。

日本を没落させようとする勢力や、思想信条優先主義者を追い払い、強い日本を再構築するためにここで英知を結集するしかないと思いますけどね?

ここで日本がおかしくなったら天下りもなんも無くなるんすからね?

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