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グループホーミータイ
気の合う仲間同士で出資しあって、共同で土地を購入し、それぞれ別所帯の家を建てる。『コミュニティーを先に確立しておく』という考え方ですね。
念願のマイホーム建設に伴い、銀行からの借り入れ、保険への加入を済ませ、新興住宅地に土地を買い、ようやく家が建ったとしても、近隣に『どんな人』が住んでるのかが分からない。
麗らかな日曜日の朝、ご近所に転入のご挨拶に周りますまさに運命の分かれ道でございます。
玄関のドアを5センチ開けて目も合わせずにご挨拶の引っ越し蕎麦をひったくるように持って行くようなお隣さんだったら戦慄です。
住環境って大事よ。通勤時間よりも、間取りよりも。金利やローン年数よりも。
たぶん一生に一度のマイホーム、失敗は絶対に許されない。入居2日目から近隣トラブルなんて目も当てられない。
2軒隣がゴミ屋敷とか、ヤカラが駐車場に勝手に車停めるとか、外国人が集まって夜中までパーティとか、そらもう不運極まれりです。
『だったら最初から気の合う仲間同士で向こう三軒両隣を構築しておこう!』という純和風合理性発想ですね。
『引っ越し』
新興住宅地に限らず、後からやってきてその地域の仲間に入るのは決して楽なことじゃない。同じ日本人であってもね?
ゴミの出し方、地域の行事、慣例や風習、市町村から配布されるマニュアルにはこう書いてあるけど、近隣住民で話し合ってローカルルールが出来てるパターンとかあるしね?
知っとかにゃいかんことが山のようにあるし、そのくせ前もって教えてはくれないとか、先輩住民との距離感や、相互理解に至るまでとにかく時間が要る。
どうあれ新参者から先輩住民とコミュニケーションを取っていかないと、よりよく暮らせないことに変わりは無い。そういうの苦手な人は諦めた方がいい。
『グループホーム』
介護保険制度によって手厚くなった高齢者福祉のその網の目から漏れ落ちる『身体が元気で身寄りのない中所得層高齢者たち』が寄り添い合って暮らせる、昔で言うところの『長屋』といった感じの施設です。
もちろん金さえ払えば医療や介護やレクリエーション付きの至れり尽くせりのグループホームもあるでしょうが、大抵はそこまでの余裕なんか無い。
マンションタイプのグループホームに数人の独居老人が寄り添い暮らし、それぞれのペースで、集い、語らい、ゆったりと暮らす。
なんだかんだ言っても、みなさん元気で長生きしていただくのが一番でございますが、このようなグループホームで度々問題になるのは、健康問題や金銭問題、ご近所トラブルより『恋愛のもつれ』だそうです。
なりたかった金妻ですか。元気なのもいい加減にして欲しいもんですね。