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このぐらいで勘弁しといたろ

大なり小なり『ちょっとは人の話を聞けよな?』ってことがある。

『太陽と北風』の教訓が生かされてないことも残念ながら、いきなり『聞けよ!』って高圧的な姿勢で来る人がいる。

そういうところに原因があるんですが、だから人が離れていってしまう。

『そうなる前に早急に手を打たなければ!』と思ってるからかどうかは知らないですが、会話の流れも何もかも全部を止めさせるほどに『先ずは聞け!』といかなる権限で言ってんのかわかんないんですけど、とにかく強引に押し付けてきます。

いや、呆れてるんですよ、ただただ。その『聞け!』に従ってるんじゃない。だからマウントをとるなよ。

世の中には『理不尽だな』と思っても、それが決まりだってことなんか幾らでもある。

なのでどう考えてもどんな知恵やアドバイスをもらっても、やっぱり釈然としない事実ってのは星の数ほどあって、いつだって自分でその理不尽さに折り合いをつけて生きていかなければいけないってのが、現実であり、この社会の仕組みそのものであります。

いちいちどれもこれもに構ってたんでは一日が60時間あったって全然足りない。

なので目の前をさーっと通り過ぎていくあれこれをちゃんと理解して、すぐ判断して、取捨選択をしながら自分にとって大事なものから優先的に拾っていくのがどこのどなたにとっても常であると思います。

他人の事もちゃんと考えて、周りを見て判断すればするほど理不尽だと思う出来事こそが増えていくばかりでして、なのでなるべく他人に責任がある範疇や、誰かの得意とする領域には無理してまで踏み込みたくないというのが本音です。

理不尽なこともすべていちいち納得がいかないとイヤだって人がいる。

よっぽど時間に余裕があるのか、はたまた暇を持て余した神々の遊びなのか知りませんけども、いつまでもそれだけにこだわって目の前にいる相手に確かな答えを出すよう要求ばかりしてくる。

いや、ホントしつこいよ。

もちろん『めんどくせぇな。』と思いますし、しかもこちらがどう答えようがどうせ納得なんかしないんでしょうし、そっちがその気なら同じ話だって30回も40回もしてあげますよ?という意気込みじゃないと、こういった埒が明かない系の話には対応できません。

その都度、『でもね…』とか、『昔はね…』とか、『それはわかるんですけどね…』とか、こちらが折れて『わかりました。ではそうしましょう。』と言うまで絶対に終わらない。

不毛な話って本当に好きじゃない。

この時間とエネルギーは何にも変換されないし、何も生まないし、何も変わらないし、何もいいことが無い。気持ちもよくない。

どんなにテンション上がっても、どんなに舌戦を繰り広げても、なに一つ変わったりもしない。

世界の誰一人ハッピーにならないし、ラッキーなこともなーんもない。

いやホント、いつもそうよ。結局イヤな思いをしただけよ。なんで同じことばっかり繰り返すんよ?訴えるよ?

『埒が明かん。もうええわ。』

いや、この不毛な問答が始まった瞬間からもう既にこっちのセリフやからな?

引いてしまったら図に乗せるだけなので、ムダな戦いだと思っても抵抗し続けなければならない本当に理不尽なこの流れ。

地獄行って学んで来い。

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