アブラ・ヨゴレ・ニート・ジョイ
住まいの構造上、下水口に向かって一番遠くに風呂場があるのがベストらしい。
素人考えでは、便所の配管だって急激にしておけば、滑り台みたいにウンチもキレイに流れていくんじゃないか?と思うんですが、急激な勾配を取っちゃうと、水だけ先に流れてウンチが配管の中に残っちゃうんですって。
だからってワケじゃないんだろうが、一番遠くに風呂場があるのがベストらしい。
じゃ、台所はどうなんだ?って言うと、台所の場合は、配置がどうとかの問題ではなく、その『使い方』が問題なのだそうだ。
夕食の残りの肉が焼き覚ましになって翌日に白くなってることを目にした事があると思います。
これは、肉から溶け出した脂分が冷え固まったもので、ラードと呼ばれるものもこの一種なんですが、基本的に『肉の油は冷えると固まる』という性質を持っているということですね。理科の実験みたいですが。
人間の体には足の先から頭の先まで血管が通っていて、全身にくまなく新鮮な酸素を供給し、老廃物を回収していつもフレッシュでクリーンな状態に保ってくれています。手抜き一切なしで。
この血管に血中コレステロールが蓄積することで『高血圧』を引き起こすとされていまして、つまり『油』が成人病の原因になり得るということじゃないですかね?
だいたいどのご家庭も当たり前にお使いになっておられるでありましょう台所用洗剤も、一方ではエコロジーではないかも知れないと、この日本の完璧な下水道システムに意外と深刻な影響を与えているかも知れないとふと思ったのです。
いえ、食べたあとの皿がキレイになることがいけないと言ってるワケじゃありません。
そのお皿に付いた肉の脂がジャンジャン流れて出ていっていることを不安に思っています。
油は冷えると?
つまり、家庭の配管が詰まる原因の十中八九が、この冷えて固まった脂だそうです。
台所から流れ出した脂が、配管を通りながら、風呂場から流れ出した髪の毛や皮脂、トイレットペーパーなどと絡みあいながら、やがて配管のどこかで固まり、配水管はまるでコレステロールでビッシリ詰まった血管みたいな状態になるんだそうです。
『油汚れにぃ~♪』つっても、決して油を水溶性成分に分解してるワケじゃなく、あくまでも皿から油をひっぺがしてるだけに過ぎない。
だって、そうだとしたらそんなの素手で触れんでしょうからね?
はい、できるだけ油は紙で拭き取って捨てるとか、衛生環境を考えて行動しましょう、みんな大好きエコのために☆