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ゆとりとスライダーズ
21世紀に入って日本は『ゆとり教育』を導入した。詰め込み教育で大人になった世代が危惧していた通り、子供の学力が雪崩を打つかの如く一気に低下した。
これは当時の文部科学省、政府、そして当時の大人たちのせいであります。
そうなんです。ゆとり世代の子どもたちは何も悪いことはしていない。そのまま素直に大人になっただけ。
むしろこの『ゆとり教育』による大規模人体実験の体現者であり、その最大の被害者と言っても過言ではない。
なので当時の大人世代に『オレたちの学力を返せ!』と言っていいぐらいだとは思うけど、『もう一度、中学校で学ばせろ!』って人はいないでしょうから後は自分で何とかしていただくとしまして、じゃ学力が落ちたから人間の質が落ちたのか?って話。
結論としましては『学生は学生なり』で、『新卒社会人は新卒社会人なり』であります。これは高度経済成長期からこっちほとんど変化は無いんじゃないでしょうかね?
『ゆとりの大学生はいつもバカなことばかりする。』
いいえ。大学生がバカなことをするのは昔から何も変わっていません。大学生であろうとなかろうと、所帯を持っていない若者のやることなんて、戦後それほど変わってはいないでしょう。
昔『竹の子族』なんつって揃いの法被着て踊ってたのと、今『tiktok』でスマホに向かって踊ってるのと、どう違うの?
大してやることが無いのと、大して金を持って無いのと、大して役割も無いのと、もうずっと変わらず大学生なんてのはだいたいそういうものですよ。
ただ変わったのはむしろ『大人』の方ですね。特に『親』です。
戦後、高度経済成長を境に『大人になれない大人』が増殖し、それに比例して『どうしようもない親(毒親)』が増えた。ホント何かにつけて『親の顔が見てみたいわ…』ってことばかりなりけりです。
更に輪をかけてこの『ゆとり教育』の余波でゆとり親世代がより急激にポンコツになってる。
『可愛い子には旅をさせよ』
いつまでも子供に依存してる親が急激に増えた感じがします。子供にやたらと気を遣って『今日なに食べたい?』『暑くない?シャツ脱ぐ?』『一人で大丈夫?』『何時に迎えに行けばいい?』『誕生日は何が欲しい?』『クリスマスは何が欲しい?』
世間には一つも気を遣わんのにね?
挙句に『子供がスマホでゲームばかりして勉強をしないんですけどどうすればいいですか?』ですからね?
答え:『生活苦で一家心中する寸前まで貧困になれ。』
子供に嫌われたくないんですね。なので言うに事欠いて『そんなことしたらお店の人に怒られちゃうよ?』ですからね、そら醤油ペロペロ動画アップするわ…
これだけべたべたに甘やかして育てますから、ゆとり教育だろうがなかろうが、そりゃまともになんか育つワケがないです。
寺脇研氏が言うように『ゆとり教育』のせいではなく、家庭に原因があります。つまり『ゆとり教育の成果はほんとんど無い。』が結論かと思います。
『わたしが最強☆』
自己採点ばかりが高くて、社会に出たらちょっとしたことですぐ折れますし、そんで『社会がおかしい!』『誰も理解しようとしてくれない!』と権利主張のオンパレード。
オマエこそ社会の何も理解しようとしないのにね?
『なんでわかってくれないんだ!』って、『はぁ?』ですけどね、一応話を聞きますし、色々提案もしますけど、ちっとも『わかりました』とも『やってみます』とも言わないしね?
こりゃ長くかかりますね。まぁ、仕方ないです。親が20年以上甘めに漬け込んできたんで。
ただ、そうこうしてる毎年どんどん新人が入社してきますから、そんな一人一人を改善していくだけの会社に『ゆとり』が果たしてありますかね?
景気動向によっちゃリストラクションはすぐですからね?
あ、だから転職サイトが盛況なんか。