歌詞-其の壱「RUSTY RAIN」

遮られた視界が 偽りの夜を通り抜けて
行き交う人の流れが 凍り付く日々を欺いてる

透き通るような声に 少しだけ耳を傾けて
灯りの消えた街が 叫び声だけを飲み込んでく

途切れ途切れの言葉に
心を通わせる意味など求めないで
錆び付いた雨が歴史を塗り替えても
伸ばしたその手が 空を切る

拾い集めた過去の 欠片がそこにあるのなら
行き交う人の流れに 逆らいながら立ち止まる

巡り巡った季節に
歪んだ記憶を重ね合わせないで
錆び付いた雨が歴史を塗り替えても
伸ばしたその手が 空を切る

だから
陽炎のようにそこに揺れてる たった一つの宝物
掌をこぼれ落ちてゆく 水をすくうように
今そっと抱きしめて

陽炎のようにそこに揺れてる たった一つの宝物
掌をこぼれ落ちてゆく 水をすくうように
今そっと抱きしめて

それは
遠い空の果てから舞い降りる 突然の贈り物
永遠に消えない傷跡を 錆び付いた雨が
冷たく癒してゆく

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