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“MZDAO” 賛否両論の前評判を忖度なしでまとめてみた

前回、
前澤さんの超ビッグプロジェクト ”MZDAO”の初期メンバーになってみた
でご紹介した、あの超大物実業家、前澤さん肝いりのプロジェクト
MZDAOも、初期メンバーの募集が終了しました。

このMZDAOをめぐっては、
募集開始当初から様々な声があがっています。

“面白い” “画期的だ” “ワクワクする”
といった前向きな意見がある一方、

“詐欺に等しい” “アイデア搾取” “損害賠償請求される”
といった後ろ向きな意見も非常に多いです。

今回は、こういった賛否両論の前評判を
《忖度なしで》まとめていこうと思います。


MZDAO ポジティブな意見

まずは、MZDAOに関するポジティブな意見をまとめていきます。


『大きな報酬に期待できる』

やっぱりみんな多かれ少なかれ報酬には期待しちゃいますよね。

我々一般人にとって、DAOの醍醐味は、
通勤も労働もないのに、報酬がもらえる可能性がある
という点だと言っても過言ではありません。

アンケートや広報活動に協力するだけで、
報酬が得られるのだとすれば、
ほとんど不労所得のようなものです。

労働を辞めて、株の配当金や不動産収入などで
生計を立てることを意味する
「FIRE」という言葉が流行って久しいですが、
やはり我々は働かずにお金をもらうことに飢えているのです笑

毎日必死に働いてなんとか経済成長を遂げた我が国を横目に、
資源の産出国は、悠々自適に莫大な富を生んでいます。

労働人口も減少していく我が国においては、
「いかに働かずしてお金を生み出せるか」
ということが重要になってくるのです笑

少し話が脱線してしまいましたが、
そんな壮大な構想をも可能にできるかもしれないと思うと、
チャレンジしてみる価値はありそうですよね。


『新しいビジネスを体感できる絶好のチャンスだ』

たしかに、こんなに気軽にDAOという新しい組織に
参加できるチャンスはそうそうないかもしれません。

DAO自体は、誰でも参加できるものですが、
とはいえ、我々一般人からすると、
いったいどこで募集してるんですか?
ってかんじですからね…。

実際、報酬に関するツイートよりも
『体験』や『学び』に価値を感じているという
ツイートは非常に多かったですね。

後ほど述べますが、報酬に関してはやや懐疑的な見方をしたり、
あまり期待をしていない人も多いようです。

500円という参加費は、DAOを体験できることへの対価だと
考えている人も多いように感じました。


『莫大な規模の組織になるからポテンシャルも大きい』

前澤さんほどの影響力や発信力を持った方が発信すれば、
日本全国から様々な職種や経歴をお持ちの方が多数参加するでしょうから、
たしかに、様々な業界への進出が可能でしょうし、
数の利を活かした大規模な広報活動も可能でしょう。

実際、初期メンバーは22万人以上集まったようです!!

22万人が知恵や経験、技術を出し合えば、
とんでもない事業が生まれるかもしれません。

ただ、これだけの人数になると、
アイデアや技術を吸い上げるだけでもかなり大変です。

規模の大きさが不利に働くことも考えられますが、
前澤さんはこの巨大な組織を一体どう動かしていくのか、
そういったところにも注目です。
(DAOだからといって全部投げ出されたら残念ですね)



MZDAO ネガティブな意見

続いて、MZDAOに関するネガティブな意見をまとめていきます。


『現代の奴隷制度だ』

まず、MZDAOへの参加条件を改めて確認してみましょう。

《MZDAO参加条件》
・月額500円を払う
・アイデア出しや、アンケート回答、広報への協力
・固定の報酬はナシ
 ※利益が生じれば還元もある【かもしれない】
・MZDAOに被害が生じれば、損害賠償される可能性アリ

うーん…
こう見ると、“奴隷”は言い過ぎとはいえ、
たしかに、それに近いような印象を受けますね…。

なんだか規約には怖いことばかり書いているのも気になりますよね…
(本来規約とはそういうものだとも思いますが)

MZDAOの公式ページの最後には
こんな記載があります。

要するに、
「事業がうまくいく保証はありません」
「そもそも事業が始まる保証もありません」
「報酬がもらえる保証もありません」
「途中でプロジェクトを辞めるかもしれません」
「何があっても返金はしません」
と言っているわけです。

まぁ、それはそうかもしれませんが、
わざわざこんな風に予め保険をかけたことを
デカデカと書かれると不安になりますよね…。

ここまでのことを分かりやすい言葉にすると、
MZDAOの運営は我々メンバーに対して、
「夢が見られるんだから、毎月お金払ってね。
あと、何やるかはみんなで考えてね。
もし上手くいったら、みんなにお金配るかもよ。
まぁ、保証はできないけどさ。
あ、もし上手くいかなくてもお金は返さないし、
ウチに被害を出すようなメンバーには賠償請求するから」
と言ってるわけですね。

言葉にすると、なんだか余計に怖くなってきましたね笑

前述のように、参加費500円を、
DAOを体験できることへの対価と考えている人は
運営から見れば最も扱いやすい人かもしれません。


『DAOではなく、ただのオンラインサロン』

さて、まずは「オンラインサロン」とは何か、改めて確認しましょう。

オンラインサロンとは、
ネット上の会員制コミュニティのことです。

具体的には、主催者は参加者だけが見られる
動画や記事といったコンテンツを提供し、
参加者はその対価として月額の参加費を支払う仕組みです。

MZDAOでも我々メンバーは月額の参加費を支払います。
その名目は、下記の通りです。

①冷やかしや誹謗中傷を避け、本気の人を募るため
②コミュニティの運営管理費
③前澤さんの記事の購読料

①は分からなくもないですが、
500円という価格になる理由が分かりません。

②は本当にこんなに取る必要があるのか疑問です。
初期メンバーは22万人超ですので、
毎月1億円以上が運営に入る計算です。
運営管理費にしては莫大な金額です。

正直、お金を取る理由としては、
①と②を書いておけば十分な気がしますが、
③をわざわざ書くあたり、前澤さんの記事に
特別な価値を持たせようとしている様子が伺えますね。

たしかに、何も実績が出ていない現状では、
なんとなくオンラインサロン臭がするのは同感です。

参加者としては、そうではないことを願うばかりですが、
どうなんでしょうね。

そのあたりの実態についても、いつか記事にできたらと思います。

なお、「MZDAOはDAOではない」という意見は、
おそらく前澤さんが中心になって動いている時点で、
皆が平等に意見を出し合って運営していくという
DAOの本質からズレてしまっていることから
出ている声だと思います。

この部分に関しては、私は致し方ないのではと思います。
いくらDAOとはいえ、運営開始初期の段階では旗振り役になる人は
必ず必要になると思います。

組織が軌道に乗ってからDAO的な運営をしていくのが
望ましいと私は思いますし、
前澤さん自身もそのような発言をしています。

他のDAO組織が実際にどう運営されているのか分かりませんが、
完全に全ての方針や運営をメンバーだけで進めていくのは
到底無理があるように思いますから、
多かれ少なかれ、どの組織にも旗振り役はいるのでないでしょうか。


私個人の見解

こうした様々な意見を踏まえたうえでの
私個人の見解としては、
『リスクや懸念点は多いが、当分は様子を見る価値はある』
と判断しています。

何十万人ものメンバーから無償でアイデアを搾取でき、
そればかりか、月額でお金も回収できるという、
運営にとって破格の好条件には、
たしかに納得がいかない部分があります。

うまくいけば、報酬がもらえるかもという話も、
メンバーの異常な多さを鑑みると、
もらえる報酬の多さには期待が持てません。

様々な業種の人が集まることで、
様々な知見が集まり、それが大きな力になる
という意見も分かりますが、
余りにも多すぎるメンバーの意見をまとめるのは難しく、
軽い気持ちで参加しているメンバーや、
その分野に知見のないメンバーも多い中で、
投票によって物事を決めていくのは厳しいような気がします。

また、物事を決めるのに、いちいち時間がかかり、
競争相手がいた場合、スピード感で遅れをとりそうです。

と、問題点や懸念点はたくさんあり、
おそらく今後もまだまだ出てくると思います。

ですが、やはりこの新しいチャレンジに少なからず
希望を持っているのも事実です。

DAOという新しい組織の可能性。
様々な分野の知見が結集した時の力。
スタート時点での(メンバーの)数の利。

私はこうした未知のポテンシャルへの投資と、
DAOやビジネスの勉強代として500円払うのは
【今のところは】惜しまなくていいと判断しました。

そこには、前澤さんの過去の実績への信頼も
大きく影響していると思います。

詐欺だと言う方の意見も分かりますが、
前澤さんほどの大富豪が、
今さら小銭をまきあげる必要はありませんし、
これだけ表立って、メンバー募集を公言しておいて、
露骨に詐欺まがいのようなことをした時に
失うものの大きさを考えれば、それはないだろうと思います。

ただ、最初ほど楽観視はしていません。
前述の通り、メンバーの多さを考えれば、
大きな報酬(リターン)を得るのは、あまり現実的ではないですし、
本気度の高いメンバーが多いようにも思いません。
※もちろん少なからずいるでしょうが。

また、様々な批判に対する前澤さんの反応も
やや冷静さやスマートさに欠けた言動が目立ち、
そういったところに一抹の不安を感じてしまいました。

もし仮に前述のような、「搾取」が目的だったり、
プロジェクトが軌道に乗らなそうであれば、
すぐに離脱できるように、退会は常に意識しておきます。

以上が、私のMZDAOに対する現時点での評価です。

懐疑心を持ちつつも、期待もしている。
そんな中立的なポジションにいます。



いかがだったでしょうか。
MZDAOはまだ始動していませんが、
良くも悪くも反響が大きいプロジェクトです。

希望を感じて参加した方も、
怪しいと感じて参加しなかった方も
今後のMZDAOの行方を楽しみに見守りましょう笑

私は、肯定派の意見も否定派の意見も理解できますので、
ぜひコメントなどでみなさんの考えを教えてください!!

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