本を出版できたのは病気のおかげ
プロフィールにも書いてありますが、
私は本を今年2020年6月に出版しました!
本のタイトルは『ボクは病気に選ばれた』
私は脳動静脈奇形という10万人に1人の病気になりました!
脳の中で動脈と静脈が毛細血管を通らず、直接つながっている状態の奇形です。20歳になる年に倒れて見つかりました。
正常な脳の血管であれば、心臓から送り出された血液は動脈を通り、毛細血管につながって組織に栄養を与えた後、静脈を通って心臓に戻るのですが、私の病気の脳動静脈奇形では、この毛細血管がなく、動脈からの血液が一気に異常な血管の塊【ナイダス】を通り、静脈に流れていきます。このため高い圧力の血液が流れる方向の静脈に負担がかかり、そこの血管が破れて出血(脳出血、くも膜下出血)する危険性があります。
私は生まれつきこんな恐ろしい脳の爆発を抱えていたのに、20年間健康に生きてきて血管が破裂する前に発見することができた。『自分はすごく運が良くて幸せなのかもしれない』とネガティブで周りに合わせて生きてきた私が病気を捉えて手術することも受け入れた自分自身に驚き、それが人生を明るく変える分岐点となったのです!!
ですが、病気になって前向きになれたからすぐに本を書いて出版してみようと思った訳ではありません。
大学に行き、法学部に入り、なんとなく安定しているから、親を安心させたいからと公務員を目指していた自分が「全然楽しそうではない!」と気づき、
人生はいつ何が起こるかわからない、運良く生かされた!生きているのなら自分が生きていたことを世の中に残したいと漠然と入院中に考えたのが、始まりです!
学生時代はネガティブで周りの人ばかりに影響されていました!
ではなぜネガティブなのに突然大きな病気を前向きに捉えることができたのか。上記にも少し書きましたが、人は特別感、存在価値があることを自ら知りたいのだと私は思います!
何も才能がないと思って周りに合わせながら生きてきたけど、10万人に1人の病気に選ばれた!それをさらに治すことができれば、きっと人生は何か変われると思ったのです!!
国民的人気漫画【ONE PIECE】の10万人に1人の覇王色の覇気みたいな特別感です(笑)
これが捉え方です!
病気になった、脳の手術をしなきゃいけない、
失敗したら車椅子生活、もしかしたら死ぬかも‥
そう捉える場合も合ってもおかしくない
ネガティブ思考中心に生きてきた私はそうならなかったのは10万人に1人というワードがある病気だったからかもしれません(笑)
単純ですよね(笑)
そんな私を変えてくれた脳動静脈奇形という病気になってから本を読み漁りました。
そこで病気も個性!周りに合わせる習慣の日本だけど、誰ひとりとして同じ人間はいない。
『みんな違ってみんないい』
と思えるようになり、周りに合わせるのではなく、個性を大切にしようと生きるようになりました!
ネガティブ思考がポジティブ思考に変わったといっても常にではありません。元々の自分もいますからネガティブな自分も出てきます。
でもネガティブなことを責めるのではなく、自分のネガティブはなんなのか気づくことが大切!
ネガティブになる気持ちは誰にでもある。
無理にポジティブになろうとするのではなく、
日常の意識を少しずつ変化させていくことが重要と学びました。
どこに目を向けて、何を考え、何を言葉に生きるかということを意識するようにしました!
ネガティブ思考との付き合い方はまたnoteに書きます!
脳の手術は
21歳になる年に京都で18時間。
25歳の時に石川県の病院で10時間。
どちらも血管の塊【ナイダス】を取り除くことはできて、医者は成功というのですが、
退院しても発作で倒れ救急車で緊急搬送される
『てんかん』という後遺症は消えませんでした。
そして私は精神障害者保険福祉手帳を持つことになります。
病気というものの考え方、捉え方についても書いていきたいと思います!
長くなりました!中途半端ですが、一旦終わりにしてこれからも書いていきますので、温かく読んで頂けたら嬉しいです!
ありがとうございました!!(^^)
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