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【令和3年後期 No.35】ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。【2級管工事 1次試験】

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難易度コメントと答え

難易度:★★★☆☆
 頻出ではないですが、選択肢に違和感を持てるかが重要です。

解説

 この問題の肝は、ダクトは工法・材質によって吊り間隔が違うことを認識しているかです。
 吊りの目的ダクトの自重によるたわみの防止です。たわみやすい工法・材質ほど吊り間隔を短くする必要があります。

 共板フランジ工法は、ダクトの端を90度に折り曲げ、ボルト、ナットで接合する工法です。
 対してアングルフランジ工法は、鉄やステンレス等で製作したフランジをダクトの端に溶接で取り付けて固定し、ボルト、ナットで接合する工法です。
 当然、溶接のほうが強度が高いです。もちろん、たわみにくいです。

 よって、共板フランジ工法はアングルフランジ工法よりも支持間隔が短いと言えます。したがって(2)が正答です。

 ちなみに標準仕様書において、アングルフランジ工法は3640mm以下、共板フランジ工法は2000mm以下と規定されています。




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