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ニートがニートのまま幸せを見つけた話【ニート株式会社】

ニート株式会社 8期生 芦川せとかの投稿です。
YouTube、X等のアカウント @setu_chiffon

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「作文」

私はニートだ。働くといつも怒られるから労働には向いていない。
動作がゆっくりで、テキパキとしたマルチタスクができない。
基本的にどんな仕事をしてもしばらく経つと「話をすれば普通だが働かせるとやばいやつ」認定を食らうからニートになるのは必然の出来事かもしれない。

そんな私が希望を持って生きられるようになったのはつい最近のことである。
私がバイトをクビになって2週間経ったころ。私はふと思い出した。

昔、ニート株式会社に入ろうとして諦めたこと。諦める理由は持病の影響で入院したことがきっかけであるが、躁状態になり何でもできる気になっていた私は起業をしようとしたり作詞をしてギターを買ったり、ニート株式会社に入ろうとしていた。おおよそ健康を取り戻した今ならニート株式会社でなにか面白いことができるのではないか。そう考えるとワクワクした。

思い立ったが吉日ということですぐに問い合わせをしてみた。すぐに返信が来た。
社内Discordに入るのは少し時間がかかったが仕方ない。私は晴れてニート株式会社のメンバーになった。

知り合いにこの話をすると「給料はでないの?」と不思議な顔をされる。
でも企画を作るときに協力をしてくれる、オフ会に参加できると言うと少し納得をした様子で見守ってくれる。
私は最初、「ワンチャンお金儲けできないかなあ」と考えていた。
でも、見ず知らずのニートにお金を渡す物好きは少ないものである。最近は「ニー株でお金儲けできたらネタとして面白い」くらいに思うようになった。
(お金は欲しいし、趣味の音楽活動でレコーディングをするのにかなりのお金がかかるのでいつかは収益化できたらいいなと考えている)

ボランティア活動にも興味があったため、まずは自分で何かを企画して誰かを巻き込むことにした。
そこで生まれたのがニー株図書館である。
前例のない試みということで私はワクワクしていた。
ニート株式会社のメンバーにマンガや、本、CD、ゲームを貸し合いオタク的布教活動をする。または良質な暇つぶしのタネにする。
感想を書き合って楽しむ。というシンプルながら奥深い試みである。

私の持っている本をいくつか並べて写真を撮り、募集をかけると一人。借りたいというメンバーが現れた。
次のオフ会に持っていくので貸すという約束になった。自分の企画が実り、自分の本が誰かの役に立つということで私は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
そこには働いてもいないニートなのに「やりがい」というものを感じている自分がいた。

次はニート株式会社のメンバーにインタビューする動画を作る企画をやってみた。これはYouTube初心者としてはなかなか好調で1日で57回の視聴数を稼ぐことができた。今では117回再生になり、私はとても嬉しく思っている。

睡眠障害で夜眠れず朝起きられない生活をしている私は次のアルバイトを探すことを半ば諦めていた。
14時に目が覚めると朝食をとり、レコーディングをしに出かける。夜は空をゆったり眺め星を数える。夜型の生活は意外とスマホを見ているとすぐに時間がなくなってしまう。
地域活動支援センターに週一で通う、スマホでネットサーフィンをする、ゲームをする、漫画を読む、音楽を聴くような充実した日々に加えてクリエイティブ系B型作業所で作曲を習うようになった。

私はニートであり精神障害者だ。(発達障害があり働けない、働きたくない人は社内にも数人くらいはいるかもしれない)
でもやれることがないわけじゃない。面白い企画を作って案を練るのは好きだし、向いていると思う。
だから、私はニートでも希望を持って生きることができている。人生に絶望した日もあるし、今だって将来は不安だ。いつかあの絶望に充ちた日に逆戻りするかもしれない。

それでも今は幸せだ。
今はこの充実した日々に感謝しながら生活を送ろうと思う。
長文になってしまいすまない。これで作文はおしまい。見てくれてありがとう。また明日。

※この度自分のnoteアカウントを作ることになりました。この作文はニート株式会社【公式】アカウントに投稿されていたものの再投稿になります。

最後に

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芦川せとか@ニート株式会社
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