子供3人目でこう思える様になった。

私の子供達は、特にずば抜けて何か特技がある訳でもないが、凸凹発達ながらとても良い子に育っている。
生きる道を一生懸命模索しながら人生を豊かにする努力をしている。
例えば長男は、就きたい職業の勉強の為、専門学校に行った。もちろん途中で大学に編入したいなら、大いに協力させてもらいたいのだ。
そうやって子供達を育てていると、自分の親がいかに意地の悪い人間だったのだろうと思う。
叱り飛ばして何かをさせなくても、子供達は勝手にやりたい事を見つけて、黙々とそこに向かい頑張る。
親なんて、その頑張りに寄り添う程度の力しかないのだ。
なのにいつも、自分(親の)の理想の未来を押し付けて子供達に勤勉さや努力を強いる。
私も子育て初めはそんな感じだったのだが、最近は自分で産んだ子の力を信じると決めた。
好きに生きて欲しい。
貧さは不幸ではないから、身の丈に合う幸せに気付ける人になり、その幸せを他人と分かち合える人になるならそれでいい。
子供達に押し付ける理想的な未来は、所詮何にも成れなかった自分の人生の後悔の押し付けでしかないのだ。
私もただ見守られているだけで、きっと自分の事に気づけたし、強味もあったろうと思うのだ。
苦手な算数をトレーニングされたり、読書を強要されるより、野山の生き物の観察がしたかった。
だから私は今からそれをするので、子供達に自分の人生に悔いを残さない姿を見せておきたいと思う。
みんな自分の命は、存分に自分の為に使って欲しい。

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