日本音楽を彩った伝説のアートディレクター信藤三雄のジャケットアート
信藤三雄──その名を聞けば、日本の音楽シーンを象徴する数々のジャケットが脳裏に浮かぶ。日本を代表するアートディレクターとして、数多くのメジャーアーティストたちのビジュアルを手がけ、まるで音楽そのものを視覚化するかのごとく、その個性を引き出してきた。
信藤の作品は、ひと目で「プロフェッショナルの手によるもの」とわかる圧倒的な存在感を放つ。インディーアーティストの手作り感あるカバーとは一線を画し、贅沢に予算を注ぎ込まれたそのデザインは、どこまでも洗練され、アーティストの世界観を豪華に演出する。信藤の手にかかると、ただのジャケットが、音楽と並んで語りかける「もうひとつの作品」として完成するのだ。
そして、特に1990年代。彼がMr.Childrenのアルバムジャケットを数多く手がけたことは、信藤のキャリアにおいても象徴的な時代となった。あの頃、信藤のデザインに触れた者は、その斬新なビジュアル表現に胸を打たれ、音楽の中に込められた思いがさらに深く心に響いたのではないだろうか。
1/信藤三雄
2/信藤三雄の作品集
3/信藤三雄インタビュー
1/信藤三雄
公式ウェブサイト
http://www.snd320.net/work/
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/shindomitsuo
2/信藤三雄の作品集
「振り返ってみると信藤さんのプレゼンが一番カッコ良かった。マニアックで多彩で攻撃的だった」小林武史(音楽家)
手掛けたCD+レコードジャケット1000作以上!!
日本の音楽シーンにビジュアルで革命を起こしたアートディレクター・信藤三雄。その数は1000作以上と言われているが、各作品の裏側ではどんな思いがあり、信藤流デザインメソッドが加えられたか。
また、自身の生い立ちや変遷はどんなものだったか。
本書ではそんな鬼才クリエイター・信藤の多くの逸話を赤裸々に紹介する。
“渋谷系"の始祖 アートディレクター・信藤三雄初の語り下ろし集。
〈実例掲載アーティスト〉
松任谷由実、Mr.Children、エレファントカシマシ、MISIA、AKB48、ピチカート・ファイヴ、オリジナル・ラヴ他
3/信藤三雄インタビュー
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