第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 決勝大会グループ分け・歌唱順
毎回耳にする話ですけれども、前回よりもさらにレベルアップしていますよね。
なんなら、今回参加したメンバーは皆、過去の第1回大会であれば全員決勝進出するくらいのレベルなのではありませんかね。
それだけ48グループの歌唱レベルは底上げされてきているということになります。
この大会の最大の功績はそこにあるのでしょう。
アイドルは歌が上手くなくても良いなどということは決してなくて、そもそも歌って踊ってというのがアイドルの基本パフォーマンスということになるわけで、歌を上手く歌えたほうが良いに決まっている。
けれども、どういうわけだか、当の本人や運営サイド、応援しているはずのファンまでもが、歌をあまり重視していないような印象を受けて仕方がないのですよね。
「パフォーマンス」といったら、もっぱらダンスパフォーマンスのことを指し、そちらは結構一生懸命に取り組むメンバーも多いのですけれども、歌のほうはそれほどでもなかったりする。
本来、公演などでのパフォーマンスというのは、ダンスと歌の両輪で成り立っているはずなのにどうしたものでしょうかね。
どれだけ優れたダンスパフォーマンスを見せてくれても、歌ったら息切れはするわ音程は外すわでは興ざめしてしまいますよね。
各人のダンスのスキルも歌のスキルも上がってくれば、おのずと公演のクオリティも上がってきて、評判も良くなってくるはず。
そうすれば、狭いコミュニティ内だけにとどまらずに、広く一般への訴求力も高まってくるのではないかと思うのですけれども……。
そういった意味では、村山彩希が目指している方向性は正しいのではありませんかね。
もともと彼女はダンスが好きで、ダンスパフォーマンスには力を入れてきた人でしたけれども、この大会を通じて歌にも目覚め、人の心に届く歌を歌えるようにと真剣に歌と向き合うようにもなったわけです。
つまり、ダンスも歌も両方とももっとスキルを上げていこうと意識的に取り組んでいるということになります。
他のメンバーたちも彼女のそういった姿勢は見習ってほしい気がしますよね。
何にせよ、この大会に積極的に参加しているメンバーたちは、それぞれに歌唱レベルがどんどん上がっていっているのですよね。
一方で、不参加を決め込んでいるメンバーたちは、歌の力量に関して、差を付けられていっているのではありませんかね。
長い目で見たとき、本当にそれで良いのでしょうかねぇ……。
当該メンバーたちも運営サイドも、今一度よく考えてみたほうが良いような気がしますが。
さて、今大会の予選審査なのですけれども、個人的な印象としては、初出場や新人メンバー達にはやや甘く、何度も決勝に出ていたりファイナリストになったりしているような実績のあるメンバー達にはやや辛かったような気がします。
予選審査と決勝ステージとでは、まるで別物ですから、受ける刺激も天と地ほどにも違いがある。
ですから、より多くのメンバーにそういった場に立てる機会を与えるという意味では、初出場や新人メンバー達にはやや甘くするというのも、それはそれでありかなと思います。
また、実績のあるメンバーにはやや辛くするというのも、慢心させずにより高みを目指して研鑽してもらうという意味では、これもありなのかなと思います。
ただし、決勝大会では、新人メンバーだろうが実績のあるメンバーだろうが、全員フラットにそのときそのステージでの歌の良し悪しで審査されますから、予選審査とはだいぶ様子は違ってくるでしょうね。
そういった意味では、場慣れしているメンバーたちのほうがやや有利ではありますよね。
新人メンバーですと、まずこういったステージに立ってひとりで歌うという経験も無ければ、生バンドで歌うという経験も無いでしょうし、そのうえ観客が見ている前で厳しく審査されるわけですから、とてつもなく緊張もするでしょうし、持てる力をしっかりと出し切ることもなかなか難しいでしょうから。
今回の決勝大会では、20人中11人(個人戦では初となる清司麗菜を含む)が初出場となるわけですけれども、どうなりますでしょうかね。
今回も審査員を務める黒沢さんが、今大会に関して、もうスキル的なものを超えてどれだけオリジナリティを出して自分の歌として歌えるかというそういうレベルの戦いになるといったようなことを、どこかでチラッとおっしゃっていましたけれども、そうなってくると、自分なりの表現力を持った人が上位に入ってくる可能性が高いかもしれませんね。
そんなこんなを踏まえながら、かなり難しいですけれども、各組のファイナル進出メンバーをあえて予想してみますと……、
第1組:秋吉優花、ルル・サルサビラ
第2組:成田香姫奈、三村妃乃
第3組:岡村梨央、田口愛佳
第4組:豊永阿紀、清水紗良
そして、審査員特別賞で倉野尾成美といったところでしょうかねぇ……。
秋吉優花や三村妃乃は、こういった大きなステージで歌ってこそ、その本領を発揮する人ですし、なによりも2人ともめっぽう勝負強いですから。
高い表現力を持っているということでは、岡村梨央、田口愛佳、豊永阿紀といったところは確実に進んできそうな気がしますよね。
成田香姫奈も表現力がありますし、他のメンバーにはない独特な雰囲気がありますよね。
単純に歌の上手さでいったら、清水紗良が1番ではないかと思うのですけれども、表現力という点では少し弱いかもしれませんね。
逆に言えば、もう少し表現力に力を入れて歌ってくれば、優勝も夢ではないような気もする。
国外グループのメンバーに関しては、巷間で言われているほど、国内グループの決勝進出メンバーたちを凌駕しているようには個人的には思えないのですよね。
もちろん上手いことは上手いのですけれども、いろいろと情報が少なくて判断に迷うところはありますね。
以上、あくまでも独りよがりな勝手な予想です。