声の美しさと歌唱力の高さは別なこと
声はその人の個性でしかないのだが。
声が美しいといことは
音質や音色が心地よく
感じられることを指します。
歌が上手いというのは一般的には
メロディーを歌いあげ
歌詞を深く感じきり表現する。
聴衆に素晴らしい感動を
提供することを指しめすのでしょう。
声が美しいと思われる人が
必ずしも歌が上手いわけではなく
また、歌が上手い人が必ずしも
『声が美しい』とは限りません。
歌唱力を評するとき
声の美しさと技術面、
歌う力と表現の深み
を考慮しながら私はレッスンをします。
歌唱力の本質は
⚫︎音程やリズム感性
⚫︎発声技術のバリエーション
⚫︎読譜力
⚫︎歌詞や楽曲の世界感と表現力
まだまだ複数の要素で構成されます。
正確に音程を取ること
リズム感や
声のバリエーションを
繋ぎあわせる発声技術
そして歌詞やメロディーの
流れの中に
『自分こそ』の魅力的な歌声を
作り出す表現力
これらが歌唱力の本質と
お伝えしたいと思います。
努力や練習によって
技術や表現力を向上させることも
大切です。
繰り返し正確性の高い定期的な練習は
自分の歌唱力を向上させる
のはもちろんですが
最も重要なのは
表現者としての
本質的な人間力を深め高めることが
恐らく
『歌詞力の深み』
になるのだと50年間の積み重ねで
得た私の答えです。
一見上手い歌も
心に響かないことは
よくあるものです。
今日もありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?