倉庫の片付け問題について考える その1
こんにちは。設備ロジス.comの宮崎です。
今回から自社倉庫について、記事を書いていこうと思います。建築関係・アパレル関係・食品関係・・・・
職種は違えども倉庫管理の難しさは同じだと思います。
有名なのはAmazon配送センターのような2m以下の棚がずらっと並び、棚番があり、四角いマス目の棚に商品がある。A12-13-16のような感じで管理・ピッキング。
しかしこれは広大な敷地と安定して出荷しないと成り立たない棚の組み方です。
お次はIKEAのように天井まである棚に在庫がある場合。こちらはリフトが必要で広大な敷地はもちろん高さも必要。リフトを扱うということは免許も必要なので一般企業には、とても真似できません。
動線や商品配置には相当な苦労があると思います。
お次はスーパー。今回はバックヤードのない業務スーパーをイメージしてください。段ボールを重ね、一番上だけ開封して陳列。棚番などはないもののジャンルで統一管理されています。特価コーナーやレジ前などは独特のゾーニングがされていますね。
こちらも熟練の職人が組み上げ、定期的に更新されています。
お次はホームセンター。バックヤードがあるので商品が棚にずらっと並び、きれいな陳列で、手に取りやすくジャンル分けされています。棚と棚を背中合わせにしてそのサイドにも陳列。お見事!といつも思います。
こちらも広大な敷地と大人数がいてこその管理方法。
では工事系の倉庫や販売店はどうなのか。
陳列は業務スーパーに近しく、多いものは段ボール管理・細かいものは棚や造作した段ボール管理・工具は吊り下げるスタイル。
私自身、ホームセンター、プロストック、同業者の販売店を実際に偵察して使いやすい・見やすい部分は徹底的に取り入れて倉庫改善に取り組みました
バルブや鉄の継手は重いものが多く、一般の棚では耐荷重が足りません。重荷重の棚板の高さが変えられる棚を探しました。
こちらの重量棚や中量棚・軽量棚と組み合わせて棚を製作依頼。
2階に倉庫を作るため、床の強度を工事業者に聞きながら進めました。
棚が決まったら台車の通れる幅を確保し、棚の配置を決めます。
床の強度が強い部分に重量棚を配置し、よく出荷する商品を階段やエレベーター近くに設置。
あとは衛生・空調・換気・給水・排水・資材などでゾーニングをします。
幸い倉庫は広くなるので、捨てるものは最低限で済みましたが・・移動は絶好の断捨離チャンス。不要なものや価値が下がったものは手放しましょう。倉庫にも家賃は発生しているので利益性の高い商品を置いて売上げUPを目指しましょう!!
次回は自社の収納について。設備ロジス.comでは棚に直置き・箱置き・引き出し・吊り下げ・・色々なスタイルで収納しています。
見やすく・整理しやすく・ピッキングミスを減らすべく日々改善の日々で
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