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【開催レポート】瀬戸内チャレンジャーアワード Vol.3
こんにちは!
Setouchi-i-Baseコーディネーターの池嶋です!
2022年10月8日(土)に、3回目となる「瀬戸内チャレンジャーアワード」の最終発表会を開催しました!
この記事では、その白熱の模様をお伝えします✨
↑ 映像で見たい方はコチラ
瀬戸内チャレンジャーアワードとは?
香川県での事業展開を目指す起業家を対象にしたビジネスプランコンテストとビジネスマッチングのイベントです。
8月に実施した予選を勝ち抜いた7組(14人)のチャレンジャーが、地域課題をビジネスで解決するアイデアを、コーディネーターと共に約2ヶ月間ブラッシュアップ。
最終発表会では、審査員と会場参加者による投票によりグランプリと準グランプリが決定します。
また瀬戸内チャレンジャーアワードの出場者は、鎌倉で開催予定の全国大会「ジャパンチャレンジャーアワード2024」にも推薦されます。
さぁ、いよいよイベントが始まります。
実は今回のアワード、一般観覧席は事前申込で満員御礼となりました。
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コロナ禍の2020年秋に開業したSetouchi-i-Base
定員制限などがあり、実は今まで1回も会場を満員で埋めることができていませんでした。
そんな中、ステージに上がる新しい未来を作ろうとするチャレンジャー
それを応援したい人で会場が埋まった景色は、本当に感慨深いものでした。
改めまして、会場にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
オープニング
迫力のオープニングムービーでイベントはスタート。
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まずはプレゼンに挑むチャレンジャーの紹介。
ステージの慣れ/不慣れもあって、表情は様々です。
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今年の7組は、既に法人を立ち上げているチームから、会社員でこれから事業を立ち上げようとしている人、2年連続で決勝に進出した中学生など、本当に様々な方が選ばれました。
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また審査員のご紹介の際には、各審査員から「今日チャレンジャーに会えるのを楽しみにしていた」「昨年からのレベルアップを期待している」と激励の言葉をいただきました。
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では、いよいよ、チャレンジャーの発表です。
①合同会社higoto(共同代表 梶原 麻美子・鈴木 友里恵・林 由紀子)
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女性視点で端材に命を吹き込む!
ご褒美アップサイクルブランド
それぞれが異なる分野のプロフェッショナルとして活動するママさん3人で結成したhigotoさん。
手袋のまち東かがわ市の端材を活用して、女性が本当にほしくなる、感動するバッグの事業プランを発表してくれました。
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当日は、この日のために何とか間に合わせたという商品のプロトタイプも持参してくれ、審査員や観客は実際に手に取って彼女たちの商品を見ることができました。
②富永 凰馳 / 大手前高松中学校3年生
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探求授業でα世代のニーズを掴み取れ!
α世代の声を集める総合商社
2年連続で決勝に挑んだ富永くん。
昨年度グランプリを獲れなかった反省を生かし、今度は学校の探求学習で先生が困っているという課題を解決するアイデアを発表してくれました。
富永くんの会社が仲介役となり、現在の中高生に当たるα世代(Z世代の次の世代)が企業の課題に向き合い、彼ら彼女らが出す若者のアイデアを企業に販売するというユニークなプランでした。
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またそのプロジェクトにはファシリテーターが重要だと説明した上で「僕はこの方たちを雇います!」とSetouchi-i-Baseコーディネーターの写真が出た時は、会場がざわつきました。笑
③てくてくTech(細川 たまみ・泉 友美子・梶浦 由貴)
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見習いエンジニア求む!
3年限定の勤務先で圧倒的な成長をあなたに
てくてくTechは、Setouchi-i-Baseで開催しているエンジニア育成のプログラム「かがわコーディングブートキャンプ」の参加者を中心に構成されたチームです。
新米エンジニアが実際に就職できるまでの間に存在する大きな壁を、新米エンジニアが実績としてカウントできる案件だけに特化して集めてくることで解決できるのではないか、というプランを発表してくれました。
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Setouchi-i-Baseの施設としてのコンセプトに非常にマッチしたアイデアで、このアワードの結果に関わらず、是非実現化してほしいサービスでした。
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④佐野 美枝子 / RUNWAYS代表
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今いる場所から1歩前へ!
香川の観光業界を元気にするRUNWAYSプロジェクト
佐野さんは元フリーアナウンサーという経歴を生かし、香川県を中心に活動するオペラ歌手やコミュニケーションの専門家などプロの表現者たちを講師に招いて、観光業界で働く人たち向けに「表現力がアップする研修」を展開し、観光産業から香川を元気にするプランを発表してくれました。
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コロナによって大きな打撃を受けた業界を、コロナ前以上に盛り上げるための研修プログラムとして、非常にワクワクする事業内容でした。
⑤馬場 健誠 / 馬場商事代表
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好きが集まる僕らの秘密基地プロジェクト
実家の不動産業を、新たなコンセプトとして自分の事業にしていくプランを発表してくれた馬場さん。胸にある熱い思いがなかなか言語化できず、予選通過後もかなり苦しみましたが、本番までにしっかり自分の言葉に昇華させてきてくれました。
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事業プランは、多様な人が自分の好きなことで仲間と出会える「コンセプトシェアハウス」でした。
締めで語ったのはおじい様からの言葉。
「早く行きたければ1人で行け。遠くに行きたければみんなと行け。」
それに対して「僕は遠くにみんなと行きたいです。」と力強く宣言する姿に、観客も心動かされたことでしょう。
⑥高商和三盆ガールズ(高松商業高校 3年都築 玲子、2年山岡 陽渚・北岡 優)
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和三盆がJKのトレンドに?!
高商和三盆ガールズ、動きます。
JKパワー全開のプレゼンを披露してくれた3人。
ただ勢いがあるだけではなく、しっかりとマーケティング調査をし、自分達の商材である和三盆の売り筋を見つけ、商品化に向けて自分達にできること、協力してほしいことを整理して語る姿は、本当に頼もしく映りました。
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プレゼンの最後には、真鍋審査員に「あなたにしかできません!ことちゃん和三盆を作らせてください!」とド直球のお願いをする3人。その度胸と可愛いプレゼンテーションに会場から拍手が起きました。
このあたり、本当に商品化されるのか!? 楽しみですね!
⑦Setouchi Club(共同代表 西尾 秋生・久保 聖)
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伝統工芸に新たな価値を!
世界が欲しくなる工芸品を生み出すイノベーション工房
最後のチャレンジャーは西尾さん、久保さんの2人組で結成したチームです。香川が誇る産品である庵治石を、世界の富裕層向けに商品化する事業プランを発表してくれました。
西尾さんの巧みなプレゼンテーションと、ガラス装飾職人の久保さんのガラス作品を目の当たりにし、最後には実際に販売を目指している商品のサンプルまで飛び出して、観客を驚かせました。
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女子高生の元気満点のプレゼンの後・・・
絶対にやりにくかったと思います。笑
しかし、そんな空気をものともせず、しっかりと自分たちのプランを語り切り、これまでのチャレンジャーに負けないインパクトを残しました。
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こうして、全チャレンジャーの発表が終了しました。
審査員は審査ルームへ。
そして観客投票も行われ、それらの点数が合算され結果が決まります。
いよいよ、運命の結果発表です。
最終結果
予定の審査時間を大幅にオーバーし、いよいよ結果発表。
発表は宮本審査員長から。
まずは、準グランプリは・・・
Setouchi Clubさん!!!
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そして、栄えある「瀬戸内チャレンジャーアワードvol.3」
グランプリは・・・
higoroさん!!!
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こうして全てのプログラムが終了しました。
最後に審査員からは
「ここから香川が大きく飛躍する。そう思わせてくれる人材と出会えた。」
「勝敗は重要ではなく、このアワードを通じて想いを強く形になったと思う。頑張ってください。」
「全てのプランがこの社会、地域に必要なものだった。順位に関わらず実現に向けて動いてほしい。」
「3回目のアワードということで、グレードが非常にあがっている。瀬戸内の未来を作るために重要なものになっている。是非みなさん実現してほしい。」と温かいコメントをいただきました。
プログラム終了後は、チャレンジャーと審査員、観客も交えての交流会を実施。
チャレンジャーと一緒に何かをやりたい人、今日の場に心を動かされた人、来年に向けて既に動き出した人など。
本当に様々な方が入り混じり、新しい出会いが生まれていました。
コロナ禍でスタートしたSetouchi-i-Baseで、なかなか作れなかった理想の景色が1つ実現できたような気がしました。
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これにて3回目の瀬戸内チャレンジャーアワードは無事に終了しました。
我々コーディネーターとチャレンジャーにとっては、これで終わりではありません。
アワード出場者は、Setouchi-i-Baseの会員として、これから事業の実現に向けて再び走り出し、コーディネーターは継続して支援をしていきます。
昨年度のアワードの出場者は、何組か既に起業された方もいらっしゃいます。また新しい人材を発掘すべく、我々も頑張っていきたいと思います。
またこのアワードを見て、自分も何かチャレンジしたい、動き出したいという方は、是非Setouchi-i-Baseに来てコーディネーターに話しかけていただけると幸いです。
一緒に新しい何かを探しましょう。
以上!
瀬戸内チャレンジャーアワードvol.3の開催レポートでした!
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