最新「港のサーカスへようこそ!」創作にまつわる要素いろいろ。①
(この記事は①〜③の3章構成です)
移住プロアーティストと、地元ミュージシャンたちのがっつり共演!
2021年7月18日日曜日、「港のサーカスへようこそ!」というイベントを行いました。
規模としては、過去の瀬戸内サーカスファクトリーで実施してきた事業のなかではそれほど大規模というわけではなかったのですが、
(昨年秋以来、久しぶりの有料・有観客公演、そして、サーカスパレードと子どもサーカス体験という無料プログラムもおこなう複合イベントであり、それなりに周到な準備と、手間と気力体力が必要でした。また、助成金をいただいての事業、サイトスペシフィック事業。)
サイトスペシフィック、助成金事業、プロ(その道いっぽんで生きている人たち)と本業を他にもつ表現者との共演、という要素が全て入っているので、これらの点から「港のサーカスへようこそ!」という公演を説明してみようと思います。
サイトスペシフィック舞台
特定の場所で、その特性を活かして制作する表現。「サイト・スペシフィック・アート」という表現としては、立体物を設置したものが多いが、身体表現で場所と関わる、自然物の物理的均衡を用いて作品を構築するなど様々な方法が存在する。「サイト」という観点では、森林、砂漠などの自然環境、都市、村落、田園などの社会環境、さらには水中などの特殊な環境など多様な選択肢があり、また恒久性、一時性という表現上の設計の違いを見ることもできる。(美術手帖より)
これまで瀬戸内サーカスファクトリーは、じつに様々な場所でサイトスペシフィック舞台公演を実施してきました。
現役の電車工場内、走るレトロ電車の中、寺の中、山上、吹き抜けのレストランの中、お城の門の中…
下の映像は2017年に行った「ラ・ヴィーニュ〜葡萄畑や葡萄たち」という、北海道教育大学とのコラボ事業で、北海道空知地方の大自然のなかにある「鶴沼ワイナリー」と「宝水ワイナリー」の葡萄畑を舞台に創作し、公演したものです。
瀬戸内サーカスファクトリーは現代サーカスという文化を育て日本から発信するため、アーティストをサポートし、スタッフを育てています。まだまだ若いジャンルなので、多くの方に知っていただくことが必要です。もし自分のnote記事を気に入っていただけたら、ぜひサポートをお願い申し上げます!