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「ネットワーキング」が、単なる自己満足ではなくなるために。

私の活動の原点は本の出版。次にネットワーク。

2007年に、10年半つとめた新聞社を辞め、現代サーカスの専門家になるためにフランスに渡る。
そこから1年半、フランスと日本を数か月ずつ行ったりきたりしながら、ひたすらに取材と執筆をつづけた。

”日本に無いから”書くと決めた、現代サーカス概説書。なので教えてくれる人はいないし、誰に会えばよいか(どうやったら会えるのか)、フランスでの現代サーカスがどのようなしくみで成り立っているのか?学校は?創作は?公演場所は?安全管理は?器具製作は?何もかもゼロから、通訳など頼むお金もないから、全部自分で交渉して取材。資料集めもぜんぶぜんぶ…
今みたいにネットの情報なんか無い。ひたすら会って喋って、資料をもらうしかない。

そんな中で、自分なりのネットワークができたのはもちろん、「シルコストラーダ」という、世界規模の最初の現代サーカスネットワークのことを知った。
本部はパリの(当時)HorslesMursというフランス国立情報センターに置かれていた。
実は、HorslesMursに3か月間(ムリヤリ)席を置かせてもらったことから、私の取材行動は始まっているので、シルコストラーダとの出逢いも必然だった。

最初は、見学も断られた

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