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旅をしながら桃農園でお手伝い。〜広島県三原市〜

みなさん、おてつたびというサービスをご存じでしょうか?

おてつたびとは、繁忙期などで人手が足りない農家などを訪れ、その地域を知りながらお手伝いをすることで、報酬を受け取れる。

日本各地に溢れる地域の魅力を、地域の人を通じて知る、そんなサービスです。

わたしたち「せとうちみはらと」編集部は、三原で行った「おてつたび」を取材。その様子をご紹介します!

今回そのおてつたび先となったのが、広島県三原市大和町にある2つの桃農園。

一つ目は「阿部農園

阿部農園は「日本一大きな桃」と言われる「阿部白桃」、また「阿部水蜜」など、この農園で誕生した品種をはじめ、様々な桃を栽培している桃農家さん。

園主の阿部雅昭さんと奥さんの香代子さん

2つ目は、1977年に開園した佃桃園

園主の佃さんが「桃を安心して食べていただき、元気になってもらいたい」という思いで、一つ一つ心を込めて、栽培を行う。

優しい表情で桃の栽培を行う佃さん

こんな素敵な2つの桃園におてつたびを利用してやってきたのが、こちらの参加者の方4人。

年齢も住んでる場所も様々な参加者。笑顔が素敵。

話しを聞くと、長崎や東京、神奈川からなど住んでる場所や年齢も様々。

参加した理由を聞くと「地域に関わりながら働いてみたい」「農業を体験してみたい」など大和町の自然や農業に魅力を感じた参加者の方が多かったです。

ただ、最後には「フルーツが好き」「桃が食べたい」と!

ですよねー。

桃農園に来たら桃食べたいですよね。さてその願いは叶うのか!?


そして今回のおてつたび、なんと泊まる場所がキャンプ場のケビン(コテージ)!!!

本来おてつたびは受入先が用意した宿泊場所を使うのですが、今回は特別に大和町内にある、オートキャンプ場「Nスタキャンプそらの庭」に宿泊。

大和町は標高が高く、空気も澄んでいるためロケーション抜群!

夜明けの様子
キャンプ場からの眺め

参加者のみなさんは1週間この施設に宿泊。ここから10分程度の桃農園にみんなで仲良く出勤しているとのこと。


朝7時に仕事が始まるとのことですが、1時間前の6時には毎朝農園に行くという参加者のみなさん。


少し早いなと思いながら、朝6時過ぎ、農園に私たち編集部もお邪魔してみると・・・



ん?んんんん?・・・

食卓を囲んでるー!!!しかも楽しそう。

実は阿部農園さんの好意で参加者のみなさんの朝ご飯を毎日、準備してくれているとのこと。

阿部さんまじ神!

手作りのお惣菜
お米は阿部農園で栽培されたもの

田舎で食べるご飯って美味しいよね・・・

そんな参加者のみなさんを眺めながら仕事が始まるのを待っていると。

出ました。桃!

朝ご飯に桃!!

この笑顔が美味しさの証



参加者に聞くと、朝食に様々な品種の桃を用意してくれているらしく。
毎朝、色々な種類の桃を楽しんだとのこと。

期待以上に「桃食べたい」の願いが叶っている。


ちくしょう!うらやましいな!!

充分すぎる体力チャージをしたあと。

いよいよ農園のお手伝い。


夏は朝でも日差しが強くとにかく暑い!!

そんな暑さをものともせず、作業を進める阿部さん。

この日はお手伝い期間の終盤で、参加者は作業にも慣れ、指示がなくても、テキパキと仕事をこなしていく。

収穫した桃を運搬機へ積んでいく
向きにも気をつけながら丁寧に桃を並べる

一方、佃農園でも、佃さんの指示の元、現地のお手伝いさんと一緒に桃の収穫作業が進む。

それも大丈夫と熟れ具合を確認しながら指示をだす佃さん
一つ一つ確認しながら丁寧に収穫
綺麗で美味しそうな桃が実を付ける
地元の人と一緒に収穫作業

日が高くなるまでに収穫作業を終え、その後は選果や出荷作業など、毎日16時ごろまで作業を続ける。


お手伝いを終えた参加者に聞くと、「初めは全く知らない地域だったが、「おてつたび」を通して地域の良さを感じた。また阿部さんや佃さんに会いに来たい」と笑顔で答えてくれた。


普段なら旅の目的地とならない場所でお手伝いをしながら地域を知る。この「おてつたび」のサービスを通して、魅力ある地域や人たちに触れもっと三原のファンが増えていく。そんな期待が持てる取組みだと感じました!

もちろん普通に旅をしても、良いところなので、みなさん三原市にぜひお越しください。

文・写真:ずーしみ @do_shimi 




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