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他者の視点に立つ感覚がなまりすぎてるので、ユニバーサルマナー検定を申し込んだ

先日、去年まで担任していた特別支援学校の中学生たちの宿泊学習があって、助っ人として飛び入り参加してきたんです。

半年ぶりの再会でした。

会うやいなや、思春期の男子数人に囲まれハグされ、ある子からは「耳フーってして」とかいう謎のフェチを要求され、この圧倒的な距離感の近さに「やっぱり特別支援学校、最高やな」と思いました。

感動の再会のあと、去年担任していたダウン症の男の子がぼくのところにやってきて、両手の指で「1」と「4」を作って、ぼくに話しかけてきたんです。不明瞭な発音で必死にぼくにうったえかけるんですが、何を伝えたかったのかわからず「ああ、去年1年4組だったよね」みたいな感じで答えたんです。


それで彼は満足そうにしていたんですが、帰りの車の中、よくよく考え直してみると彼は指で必死に「14歳になった」と伝えていたんじゃないかと思って、「ああ、あの子たちの視点に立つ感覚、なまりまくってるなあ」と反省しました。


今年の春に学校の先生をやめて、いまは教育以外の角度から何か仕事ができないかと模索している段階のぼくですが、日常の中に「自分とはちがう誰かの視点に立ち行動する」機会があきらかに減っているんですよね。(そもそも特別支援学校での日々に、未知との遭遇が多すぎたせいでもある)



で、株式会社ミライロが主催している「ユニバーサルマナー検定」を申し込んでみました。

1〜3級があって、12月に2・3級を横浜で受ける予定です。車椅子の介助体験や、聾・盲の体験などがあるみたいです。

1級合格目指してやります。

教育大学で特別支援教育を学び、特別支援学校で勤務して、教育という視点からユニバーサルマナー的なことはやってきたつもりですが、現場を離れた今だからこそ、もっと視野を広く持って臨める部分があるなと感じています。

この半年でなまってしまった筋力をしっかり取り戻すため、たくさん勉強するぞ〜!という所信表明でした。

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渋谷 祥平
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