■せみ時雨愛しき山河滲みゆきて死者にたむけよ喪の八月十五日
<終戦記念日・・・
喪の八月十五日~♪>
■せみ時雨愛しき山河滲みゆきて
死者にたむけよ喪の八月十五日
終戦記念日。
戦後78年を経て
美しき山河を守るため
死んでいった若者たちがいる。
平和への思いを詠んだ短歌コンクール「八月の歌」(朝日新聞社主催、岐阜県高山市共催、高山市教育委員会後援)の優秀賞10首と奨励賞45首が決まった。今年で13回目。一般の部に805首、中学・高校の部に1183首の合わせて1988首の応募があった。フランスで平和活動に取り組む歌人、美帆シボさんが選考した。入賞作は次の通り。(敬称略、50音順)
◇優秀賞
【一般の部】
かくれんぼ遊びをしたる路地裏を植民地朝鮮と知りたる八月(はづき)
(東京都世田谷区)内田三和子
ドミファソシ琉球音階爆音に搔(か)き消されどもウチナンチュは舞う
(福岡市)大島慶子
8・6の動員学徒偲(しの)ぶ碑を想(おも)えば哀し建物疎開
(広島市)吉川徳子
終戦の午后を数機が南方へ征(ゆ)くを見送る忘れ得ぬ夏
(大分市)寺司愛子
三十年学級文庫に読み継がれ「はだしのゲン」の激しき傷み
(三重県川越町)藤井恵子