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■スーパーのお惣菜とはつゆ知らず妻を褒めたるオヤジの間抜け
【こころの処方箋 ココトバブレンド】
■スーパーのお惣菜とはつゆ知らず
妻を褒めたるオヤジの間抜け
これは実祭に50代の奥さまから聞いたお話し。
ご主人はある銀行の部長さん。
ひとり息子も独立して、
ご主人とのふたり暮らし。
なに不自由なく優雅な日々を過ごされている。
ご主人を会社に送り出せば、あとは自分の時間。
掃除、洗濯から皿洗いが大嫌いで、
すべてパートのお手伝いさん任せ。
お昼ともなれば、友人を誘い出し、
ホテルのランチバイキングに舌ずつつみして、
その後は洒落たカフェで
友人とおしゃべりと読書で自分を謳歌している。
さて、夕方ともなれば、
夕飯のおかずにスーパーの
お惣菜コーナーで、
ブリの照り焼きを買い、
パックから開けて皿に並べて、
ご主人が帰宅すれば、
さも自分が作ったように
お振る舞いになるという。
ご主人は、ブリの味付けが
いいと奥さまを褒める。。。
こんな世にも恐ろしい話しを、
その奥さまはさらりと云いのける。
恐いというより、オヤジたちの
間抜け顔が浮かぶ。
せき せつお