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【夏蝶ひとつ彷徨いて】■我が胸に夏蝶ひとつさまよいて白きシーツに青が散りたる

【夏蝶ひとつ彷徨いて】

■我が胸に夏蝶ひとつさまよいて
     白きシーツに青が散りたる

猛暑が終わろうとする東京の宵。

早々と夏の蝶がふわりふわりと

彷徨っていた・・・・・・・・。

我が掌に

捕まえようとするとヒラリヒラリと

身をかわす。

それは、まるで魔女のようである。

いや、魔女と出逢ったのだ。

熱帯夜の乱舞。

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