「楽しみ」を「楽しむ」約束を。

2020年4月20日 18:10

飲食店や宿泊業で未来に使えるチケット販売の動きがあります。運営側からすると利益の前倒し問題はあるものの、求める側としては少しでも応援できるなら何かしたいという純粋な気持ちがあります。
そんな「未来に投資する＝未来に楽しみをつくる」という考え方が私は好きです。
思うように外出ができない今、外出を楽しむアクセサリーが担える役割とは何か。未来を楽しみにする時間を楽しむための「約束」を贈ろうという話。

約束は、不安を楽しみに変える。

街の楽しみ方のひとつに、美術館へ行かずとも人の装いから素敵だなと思う感性を磨かせてもらえる、ということがあります。それは必ずしも服自体のセンスではなく、色合わせや本人の仕草、場への馴染み方など、自分を磨くヒントをたくさん見つけることができます。人を見て思うように、自分も何かおすそ分けしているかもしれない。そう思うと装いはとても楽しいものです。

センスを享受するだけならおうちで雑誌やネットサーフィンでもよいかもしれません。ただ、自分が吸収能力を発揮するときは「心躍る目で世界を見る」というのも重要で、私にとって誰かと会う約束をして気分よく外出することは、その目的以上に意味のあることだったのだと今回気づきました。

だから、この状況がいつまで続くとわからないけれど、ストレスを抱えて過ごすのではなく、会う楽しみを楽しむ時間に変えてしまいたい。
会う約束が「ある」からしていたおしゃれを、会う約束を「する」ためのおしゃれに。
そう思ったのには理由があります。

いつもと違う母の日がくる。

例年であればゴールデンウイークは実家に帰省を予定していました。徒歩圏内にしか外出できず変わらない毎日を過ごす両親にとっても私の帰省は退屈しのぎになったかもしれませんが、断念。毎年の予定がなくなるのは残念な気持ちが増すものですね…。
そんな折に、もうすぐ母の日がやってきます。
今年はアクセサリーを贈ろうかと思っています。外出できないでしょと言われることは目に見えているのですが、私が一番伝えたいこと。

「会える日を、楽しみにしている」

メッセージ、手書きします。

外出を楽しむものを贈り、一緒にその日を楽しみにする。少し先の未来で、アクセサリーを着けて会おうよと約束をする。未来に楽しみをつくって贈ることはとてもわくわくするギフトになるのではないか。

そんな気持ちが届くように、Flying Gallopではお買い上げいただいた際に、ご希望の言葉を手書きで添えたメッセージカードを一緒にお届けするサービスをはじめます。
まわりの人に対して気づくことが増えている状況だからこそ、たった一言がいつもより心に届くはず。

▼「thank you」や「i'm glad to see you」

このカードの裏には詩を綴っていて、文字は活版印刷。染色による模様は1枚1枚違います。

serendipity
目的地はいつも決めない
だけどいつも欲しい居場所がある
上手に言えない　面影はやさしい
隣の席はあけたまま　明日に声をかけてみて
・
・
serendipityとは、偶然に思いがけない幸運を発見すること。
誰かと出会い、何かが起こって
様々な出来事と一緒に、毎日が予期せぬ瞬間にきっと変わる。

明日は誰にも予期できません。だからこそ誰かとの約束があれば、きっと未来が楽しみになる。
そして、私はこの約束を自分にも贈りたい。
少し先の未来の自分に何と声をかけようか。アクセサリーを纏って、誰と会おうか、どこへ行こうか。そんなことを考えるだけで心が躍り始めるのがわかるのです。

アクセサリーが、誰かと、未来の自分と、楽しい時間を過ごす約束のチケットになるといいなという願いを込めて。