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総合型地域スポーツクラブを個人事業として創設した背景

私は1988年生まれのハンカチ王子世代です。

2020年で32歳になるのですが、同い年のトップアスリートはまだまだ活躍している人が多いです。

今回は僕が「総合型地域スポーツクラブ」と「小学生陸上クラブ」、そして中学生以上の「陸上競技クラブチーム」を創設し運営している思いを書き残します。

山田の背景を少しだけ

私自身小学生4年生ごろから、通う小学校内で活動する陸上クラブに入団しました。それから大学まで、陸上競技部一本でやってきて、面接でよく言うような「私の長所は、何事も諦めることなく継続的に...」といった感じの子でした。

一番大きな成績はジュニアオリンピックに広島県代表として選出していただいたクラスC走幅跳に出場したくらいです。

つまりは、それ以降全国レベルまで競技力は伸びずな選手でした。

私自身、小学生の時から陸上競技をしていたおかげで、最初の内は経験値の差から勝てる試合が多かったです。まさしく中学1年生の時の全国大会出場が物語っています。

相対的にみて、以後の高校・大学では全国レベルとしては勝負にならない中、競技を続けていました。

競技者としては苦しみましたが、競技を続けるうえで「指導者になりたい」という気持ちは中学生の時から持っていました。それは、自分を育ててもらった小学生クラブのコーチへ恩返しを込めて、私自身が自分の生まれ育ったクラブの後を継ぎたいという気持ちがありました。

中学・高校時に感じたこと

若いうちから専門的に競技をすることは「心」も「身体」も浪費します。未熟なアスリートこそ、頑張ってしまいます。目標や育成・練習計画を立てて一貫的性をもって継続的に活動できる環境が必要だと思いました。

そして、夢に向かって全力で走るアスリートとコミュニケーションを取りながら、コーチがうまく手綱を引いて、夢へ導いてあげる必要があると思いました。

地域柄、専門的な知識や指導力を持ったコーチはほんの一握りしかいません。若く未熟で純粋な選手は、強くなりたいという気持ちが迷走を生むこともあると思います。

私の身の回りの小学生から陸上競技クラブで活躍したアスリートの大半は自身の思いとしても伸び悩み、「メンタル的に苦しかった」と感じる人が多いです。

幼少期の「勝ち」が周りの環境を変えていきます。「すごいね!」「速いね!」から、「昔はすごかったのにね」「今じゃもう弱いよね」という声がどんどん心を削っていきます。

指導者に頼ることもできず、競技成績も思うように伸びない。結果が出ない。と、いうことがトリプルパンチでダメージを与えていきます。

大学時に感じたこと

大学生になり、私は体育やスポーツについて専門的に勉強することができました。それに加え、陸上競技部にはインターハイ優勝選手や入賞選手が多く在籍しており、とてもレベルの高い中競技をすることができました。

その中で感じた「強さ」は、フィジカルの強さでした。

大学生の時間のある中、フィジカルを存分に高めることができる時間があります。その手前でメンタル的に「もうやり切った」と心の炎を燃やしきる選手たちに多く出会いました。

大学や社会人になって、身体も大きくなり、技術も高まり、ここからが一番楽しいところなのに、その手前で競技から離れてしまう。ジュニア期に勝利至上主義に走りすぎるのはなんてもったいないんだろうと感じました。

自分の可能性は指導者や周りの大人ではなく、自分自身で感じてほしいと思いました。

そのため、私の指導感は選手に対して心の余白と自分自身と向き合う能力は必ず大切にしていきたいと思っています。

教員と地元クラブでのコーチ生活を経由して、クラブ設立へ

2011年、大学卒業後は、コーチを目指すことと並行して、教員になる夢もありましたので大学では教員免許を取得しました。

地元広島で教員として様々な学校を経験でき、多くの教員・学生の方々と出会うことができました。

また、育ててもらった地元の陸上クラブの助監督としてコーチとしても活動させていただきました。

2016年4月、教員ならびに地元陸上クラブの助監督を辞して、総合型地域スポーツクラブ「にゃんじゃスポーツ」を創設し、個人事業主として新たな生活がスタートしました。

まとめ

2020年4月よりクラブ名を「セトナミスポーツクラブ」に一新して総合型地域スポーツクラブは気持ち新たにスタートします。

今も昔も、そしておそらくこれからも大切にしていきたいのは

・選手の未来に対して、余裕のあるレッスン・トレーニングをすること

・一方通行にならないように、コミュニケーションを取って対話すること

・エビデンスを大切にゴールドスタンダードを伝えること(論は覆されることもあるし、それは繰り返されるものということも伝える)

です。

その中でスポーツの楽しみや競技に挑む楽しみをクラブ活動を通して感じてほしいと思っています。

だいぶ話がごちゃごちゃになったので、またの機会に編集しようと思います...。


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