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次は、パクソジュンと中島健人の二人一役「彼女はキレイだった」
去年の夏、韓国映画「青春警察 ミッドナイトランナー」が日本でドラマリメイクされるというので、それについて書いた。
一年経って今度は、この作品ではカン・ハヌルの役を演じていた中島健人が、パクソジュンの役をやるという。
作品は『彼女はキレイだった』
このドラマについても以前、少し紹介していた。
パクソジュンは去年、『梨泰院クラス』の人気と『パラサイト』にでていたということに加えて、上述のリメイクもあり、日本でもヒョンビンの次によく知られた俳優ではないだろうか。
デビュー時にはすでに兵役を終えていた(つまりブランクなく活動できる)俳優で、作品選びも上手く、魅力的な役を演じ続けている。
というのも、イケメンで〇〇という役がはまり役になるのは、あれだけの持って生まれた容姿からすればそんなに驚くことでもないけれど、何より、『ミッドナイトランナー』『梨泰院クラス』のような無骨な役の中に幅があるのがすごい。
しかも、韓国ドラマでは何回演じるかわからない、というような“イケメン御曹司、だけど〇〇”という役をほとんどやっていないところも注目していいと思う。
このドラマでは今でこそイケメンだけれど、昔は病弱でぽちゃり少年だった、過去に自分を助けてくれた天使のような少女を思い続ける男の役。
そして再会したファンジョンウムが天使のような初恋相手だと気づかないで、とにかく毒舌で厳しい編集長として彼女に接する。初恋相手以外には性格があまり良くないという、過去の経緯からなのかかなりこじらせた男がぴったりはまっていた。
このドラマではそんなに出てこないが、殴られた顔が不思議と映えるというのも、パクソジュンの魅力の一つだと思う。
なんどか言っているが、『サム・マイウェイ』は私が一番好きな彼の出演作品で、本当は強いのに心優しく、幼馴染をそっと思い続ける青年が、トラウマを乗り越え格闘技選手として成功する。
かなりリアルな総合の試合のシーンが描かれていて(私は格闘技を観るのが好きなのだけど、これとソ・ジソブの『オーマイビーナス』には、UFCが好きなスタッフがいるのかな、と感じていた)役柄上、殴られるシーンも多いけれど心だけでなく顔に傷を負った彼の表情にさらに惹きつけられてしまった。
『ミッドナイトランナー』もかなり負傷する役だったけれど、思えばあの作品で全く違ったキャラクターを演じていた中島健人と平野紫耀。
その二人が演じる役の幅を一人でやってしまうパクソジュンってすごいな、と改めて実感する。