映画のおすすめ
『ある画家の数奇な運命』を映画館で観た。
知り合いから、よかったと聞いてから観たいと思っていた。
長尺だけど、それを感じさせないほど巧くできている。
そう聞いた通り、確かにこってりしているのだけれど決して飽きたり疲れたりせずに、長時間夢中でストーリーの中にいた。
音楽も素晴らしかった。
自分の中で、楽しくいい気分の映画はだいたい86分〜100分というのがなんとなく目安としてあるのだけれど、そういう作品はどこかで自分の想像力、イメージの時間を残してくれているのに対して、こういった3時間以上ありながらいい作品、というのはかなりどっぷり中に入って、その時代、世界を堪能することができる。
この映画は生と死、特に生を受ける、授けることを描いている。
生みだす、生まれることの苦しみと、
苦しみながら生を受けることができないもの。
そして、真実は見つめてもらい見出してもらわないと生を受けない。
最近、誰かに映画やドラマなどをおすすめされるということの素晴らしさを感じている。
例えば自分ならばおすすめはなんというか特別な人にしたいからだ。誰でもいいから、もしくは苦手な人に好きなもの、いいと思ったもの勧めるのは抵抗がある。私だけだろうか。
だから、noteでたくさんの人が色々なジャンルのものを紹介、勧めてくれているのを観ると嬉しくて有難い気持ちになる。