賢い夏の生活
ああ、もう学校は夏休みだよね。と思っていたらあっという間に9月。
夏休みが終わっていた。しかも今は8月中に2学期が始まる学校も多いようで、少し前からすっかりみんなおやすみ気分ではなくなっていたんだな。
暑い暑いとパタパタ、バッタバッタしているうちに夏が終わってしまった。
いや、まだまだ暑い日は続くだろうけど、もう9月になったんだという衝撃は大きい。途中長雨や感染者数の増加、そしてオリンピックという奇妙な形になってしまったイベントのおかげで、どういう夏だったのか、何をしていたのかいまいちわからない、
そんな中毎週、心の支えだったのがNetflixで同日配信されている
「賢い医師生活」のシーズン2で、お休みを挟んで、あと2回でこのシーズンが終わってしまうと思うだけでもう今から寂しい。それでいち早く夏の終わりをしんみりと感じているのかもしれない。
友人3人でこのドラマの話をよくしている。なんか泣きすぎてよくわからないことになってきた、などと言いながら。
去年、このシリーズのシーズン1の時にも書いたけれど、ここのスタッフに“あの頃と今”をやらせてはダメなのだ。
誰にでも思い返すと胸が熱くなる時代や切なくなる時間、というのがきっとあって、ある程度それをどこかにしまって生きているはずなのだけど、ここのスタッフはそれをするっと開けてくるのである。あまりにも簡単にボタン一つで。
これまで夢中になった海外ドラマはたくさんあるけれど、何かがピタッとあったんだろう、本当に死ぬかもと思いながら限界まで観ていたのが「グレイズアナトミー」のシーズン2だった。
もうすっかり追わなくなって数年経つけれど、未だ最長シーズン記録を更新しているとか。
「賢い医師生活」にはぜひ、そうなってほしい。
少なくともあと5年は別れたくない。
私たちだってもうこの生活の中に入り込んでいるのだ。