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ここにはあるよ〜下蒲刈島の歌〜

setomayu
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広島県呉市、瀬戸内海のとある島、”下蒲刈島(しもかまがりじま)”。

2017年秋、「この島の歌をつくろう」とお誘いいただいて、
下蒲刈島を何度かヒアリングに訪れました。

海の側のカフェで地元のおばあちゃんのお話を聴いていたときのこと。
「ここにはなにもないけえねえ」と言いつつも、
「海見たら、心が広いよんなるんよ」としみじみつぶやくおばあちゃん。

目に見えるものじゃなくても、ここにいたいと思える何かが、
「ここには、確かにあるよ」
そんなことを伝えたくて作った歌です。

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「ここにはあるよ」 〜下蒲刈島の歌〜
作詞・作曲・うた:setomayu

小さな足で歩き始めた ひとつひとつ続いてく石畳
松葉をすり抜け山を駆け登る 島の風がゆるくふわりと香る

ここにどうして生きるのかなんて 問いかける前にここにいたの

変わりゆく世界を映し出すように さざ波立つ心を月が見守る
変わらないなにかが ここにはあるよ
「海見たら心が 広いよんなる


遠い国からはるばる旅して たどり着いたこの島で出会った
食べきれないほどの美味しいごちそう 明るく響くあなたの笑い声

ここで過ごした日々の重なりは いつでも僕の中にあるから

変わりゆく世界に心おどらせ 走り出すその道を灯す島あかり
いつだって帰る場所が ここにはあるよ
昨日今日明日と 続くいとなみ


穏やかな風に凪ぐ日もある 嵐にさらされて揺れる日もある
だけど
ここにどうして生きるのかなんて 問いかける前にここにいたの

変わりゆく世界を映し出すように さざ波立つ心を月が見守る
変わらないなにかが ここにはあるよ
「海見たら心が 広いよんなるじゃろ」

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