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1.きっかけは西日本豪雨

今日のお話は、「せとかわデニムプロジェクト」を企画運営することとなる、「瀬戸内かわいい部」の成り立ちについてです。

「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部EVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)

第1章 瀬戸内かわいい部発足

1.きっかけは西日本豪雨

瀬戸内かわいい部の活動は、1人の女性の夢と憧れから始まりました。

立ち上げメンバーのやすかさんは、岡山で暮らしながら、東京に住む人へのうらやましさを感じる日々を送っていました。

やすかさん
“岡山には、都会のような魅力的なものが何もないと思っていたんです。県外の友達が遊びに来てくれても、紹介できる場所がなかなか思い浮かばなくて。
そんな中で、2018年7月、西日本豪雨を経験しました。この時初めて、何か地元のためにできることはないかなと感じて、「#美観地区は元気だったよ」と美観地区をPRする動画を作成して、YouTubeで配信したんです。
すると、動画を見た数人の方が全国から岡山に遊びに来てくれて。さらに、「岡山はすごく癒されるから好き」「岡山のカフェはのんびりできるね」と、想像以上に褒めてもらえたんです。

その時、その方々に岡山をご案内したのが、とても楽しくて。「岡山には魅力的なものが何もないと思っていたけど、それは勘違いだった。何もないのではなく、自分が知らないだけだった。」この気づきが、私の故郷に対するイメージを180度変えました。そして、もっと岡山の素敵なものを探してみたい、素敵なものに自分からアンテナを立てることで、自分たちの街や暮らしがキラキラ輝いたらいいなと思ったんです。”

「自分が岡山での暮らしを楽しめて、地元の役にも立てることは何だろう・・・」と考え続ける中で思い立ったのは、

岡山・瀬戸内の「かわいい」を発信すること

かわいいカフェや雑貨屋さん、ときめきを感じるスポットがもともと好きだったやすかさんは、かわいいものを探して旅行者の方に伝える活動なら、自分も楽しみつつ、心からやりたいと思える、と感じました。

ただ、一人では行ける場所にも限りがあるし、活動が続けられないかもしれない。自分が見つけた「かわいい」を知ってほしいのはもちろん、他の人が知っている「かわいい」情報も知りたい。何より仲間がいた方楽しい!そう思い、ツイッターで、一緒に活動してくれる人を呼びかけました。

その投稿が、後に「せとかわデニムプロジェクト」のプロジェクトリーダーを務める岡山出身東京在住のみなみさんの目に留まり、一緒に活動をすることとなります。

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注)やすかさんの立ち上げのツイッターと、みなみさんのコメント


漠然とした憧れから、こうした考え方・行動ができたのは、尊敬している審美眼のある方・古性のちさん(写真家)に「瀬戸内にはかわいいものがたくさんある」と言ってもらえたから。また、始めは岡山のかわいいを発信する「岡山かわいい部」として活動するつもりでしたが、「岡山だと活動の範囲が限られる、対象エリアを瀬戸内まで広げた方がいいのでは」という古性のちさんのアドバイスにより、「瀬戸内かわいい部」を立ち上げることにしました。

今日のまとめ
・西日本豪雨をきっかけに、実現の可能性は無視して、自分が圧倒的にやりたいこと・熱狂できることを思い描いた
・自分のやりたいこと(“かわいい”の発信)について、尊敬している人の意見を聞いた

次のnoteでは、瀬戸内かわいい部が目指すこと、手探りで始めた活動についてお話します。

こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!

プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
◆せとかわデニムプロジェクト公式サイト
◆せとかわデニムプロジェクト活動日誌(note)
◆瀬戸内かわいい部 SNS
 LINE@(毎月25日夜9時ごろ配信)
 Instagram / twitter / Facebook第1章 瀬戸内かわいい部発足


最後まで読んでくださりありがとうございます!いただいたサポートはこれからの活動のために活用させていただきます。