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芸能事務所から芸能人が独立しやすくなっている流れに思う


SNSで知ったところによると、
ジャニーズのV6が今年11月で解散し、一人は独立するようですね。

このように、
芸能事務所から芸能人が独立しやすくなっている流れを
好意的に見ています。

ようやく普通になってきているのかな、と。

※しやすくなっているかどうかは
本人の感じ方によると思いますが、
独立が最近増えているし、前ほど騒がれなくなりました。

どんなに優良企業だって人は辞める


私は全国の会社取材を28年間、行ってきて思うのです。

どんなに優良企業だって人は辞めます。
そこがいい会社なら、嫌で辞めるのではなく引っ越しなど
やむを得ない事情が多いですが、
とにかく人は辞めるときは辞めます。

そして、どんなに人財育成に多額のお金と
長い時間をつぎこんでも、
また、どんなにがっかりしても、

まともな会社は辞めた人をいじめたりしません。

いじめないということは、
偉くも立派でもない、ごくごく当たり前のことです。

ここにいたいと思われる会社か

もちろん、「入社したい」と門を叩いた本人が
恩返しもせずにさっさと会社を辞めるのは
いかがなものかと思います。
(これを繰り返すと、本人にもろくなことがありません)。

でもそれでも、
会社は気持ちを切り替えたり、
もっといい採用を考えたりして次の人を探すわけです。

また、優良企業は働く人たちから
「ここにいたい」と思われる会社に
していく努力をし続けています。

「そこを辞める」のは普通のこと

芸能事務所に所属する芸能人の独立は、
その人が人気者で、キャリアもあり、
もう十分、恩返しをしたのでは?と思える年月が経っても、
まだなお、事務所に縛られるようなイメージがあります。

ですが、そもそも人は、どこで働こうと自由です。
それがすべての人間の権利であり、
見えない鎖で縛ったり、縛られるべきじゃない。

一生、同じ場所にい続ける人を見つけるほうが難しい。
「そこを辞める」のは、普通のことです。

なので、遅すぎるとは思いましたが、
公正取引委員会が、
「芸能事務所が契約終了後の芸能人の芸能活動を
 不当に制限することは独占禁止法に違反する」
と意見を掲げたのは大いに意義のあることでした。
https://www.koutori-kyokai.or.jp/other/no2.html

仕方ないとしか言いようがない

育てた人が去って行くのは会社にとっては辛いことです。
ましてや、優秀な人や人気者が離れて行くのは
業績に直結する痛手でしょう。

でも、仕方ないのです。
本当にこれはもう、仕方ないのです。
そうとしか言えません。

辞めたいとか、別れたいとか、
気持ちが冷めている人を留めておくことは、普通できません。
自分が辞めたい人だとして考えたら、もう無理でしょう?

覆水 盆に返らずです。

いつか、また

悲しかったり、悔しかったりすると思いますが、
辞めたい人の思いを受け入れ、
お互いが思いやりをもって感謝で別れられたら、
新たな恩が互いに生まれ、
いつかまた、助け合いもあり得ます。

いい別れ方をした会社には
いい人が入ってくれる現象もたくさん見てきました。

ありがとうの別れは、
個人にも社会にも意義深いことのはずです。


愛の経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
youtube【幸せに働き生きるヒント】はこちら

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