【新聞紙で遊ぼう】_4コマ漫画遊び
朝日小学生新聞にて2021年4月から『アソビミッケ』という連載を持たせていただいています。
身近にあるもので工夫して遊ぼう、自ら遊びを作り出そう、というコンセプトの『アソビミッケ』。毎回1つの身近なもので、どんな遊びができるかsetoと編集部で考えたアイデアを掲載、それを見て他には何ができるか読者の子どもたちに考えてもらって、投稿を募集しています。
ものが溢れている現代、さらに子どもたちはデジタルデバイスに夢中。輪ゴムや新聞紙で遊ぶなんて、昭和的かな、、とも思ったのですが、子どもの本質はわたしが子どもだった頃から変わってはいないと思うのです。与えられなくても作り出す力、想像力、創造力、豊かな発想、楽しむパワー。子どもたちの力を肯定したいと思っています。
新しい遊びを提案するのはハードルが高く、日々考えて家庭内で試しているのですが、新聞紙の回ではなかなかおもしろい遊びをひらめきました。
「4コマ漫画遊び」です!
朝日小学生新聞の4コマ漫画は、泉昭二さんの『ジャンケンポン』。なんと50年以上の長期連載で、ギネス世界記録にも認定されています。
うちの子も毎朝真っ先に読むのは『ジャンケンポン』で、わたしも一緒に読んでいたら、50年以上も小学生にウケ続けているのも納得。特別なことが起こらないたんたんとした世界観なのに、え!?とかそうくるか!という独特な展開やユーモア、世相も織り交ぜつつ変わらない普遍性、何より絵が美しい。
これを切ってしまうのは忍びないのですが、古新聞として処分するならば、ちょきちょきしてください。
遊び方は、
・ランダムに4枚とって、4コマ漫画になるように並べる。
・好きな4枚を選んで、新しい4コマ漫画を作る。
・元の正しい4コマの組み合わせを探す。
といった感じ。
2コマ漫画にしたり、4コマ以上の長い漫画にしてもおもしろいです。
切った漫画をビニール袋に入れて、うちの子は時々取り出しては新しいお話を考えています。思いもよらないお話ができて、大笑い。
へんてこな組み合わせでおかしなお話ができても、なぜか成立してしまうのは、元の漫画の力だとあらためて『ジャンケンポン』に感服です。
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