みずみずしい練り物
たまに立ち寄る居酒屋でおでんが始まった。
「おでん始まりました」
と筆ペンで書かれているが、まるで読めない。
なぜアタシがこの店に来るか。
高校時代の同級生、香織が働いているからだ。
香織とはそれまで話したこともなかったし、性格なんて合うはずがないと思っていた。
それが今ではカウンターを挟んで話が弾む。
でもどこかぎこちないし、心の距離を感じる。
それが気持ち良いのだ。
3日前までは……。
たまに立ち寄る居酒屋でおでんが始まった。
「おでん始まりました」
と筆ペンで書かれているが、まるで読めない。
なぜアタシがこの店に来るか。
高校時代の同級生、香織が働いているからだ。
香織とはそれまで話したこともなかったし、性格なんて合うはずがないと思っていた。
それが今ではカウンターを挟んで話が弾む。
でもどこかぎこちないし、心の距離を感じる。
それが気持ち良いのだ。
3日前までは……。