20240901-10

20240901

33歳になった抱負を「日記をつける」に決めた。当日8月30日からやろうと思っていたがすでにはじめの2日ぶん欠けている。毎日を目標にしているが無理しない程度に続けたい。継続を力とする。

私の誕生日翌日の恒例となった近所のパン屋へ恋人といく。直前まで激しめの雨が降っていたせいか店内利用はひと組のみ。パンの種類も少ないがいつも頼むクロックマダムはまだあった。パテの盛り合わせとトースト1枚+フレッシュチーズを注文、恋人は季節野菜のサンドイッチ。私のクロックマダムをひとくち食べ、これまでに私が食べてるさまを見ていただけで自分では食べたことなかったらしく「ぜんぜん違うお店にきたみたい」と言う。素材の味がベースのサンドイッチに比べたらブラックペッパーチーズホワイトソースローストポークのクロックマダムはいわゆる料理でたしかに味付けが濃い。10月頭にジブリパークへいく際に名古屋で食べる晩ごはんの話をした。私がエビを食べれず恋人はうなぎが好きではないのでメインどころがかなり絞られる。互いに食べたいのはどて煮。店は決まらない。あまり本腰を入れて決める雰囲気でもない。店を出る頃にはイートインの列ができていた。

池袋へ出て恋人と別れて買い物。西武のテナントがほとんどなくなっている。地下の高級路線のスーパーを年末年始は重宝していたのでなくなると地味に困る。UNIQLOで肌着と寝巻きを新調。紛失したサングラスを買いにいくも円安の影響か2倍以上の値段になっておりすごすご退散。なくしたショックがふたたびやってくる。金子眼鏡のグラスチェーンも。

17時過ぎからHと合流。新宿。超高級日本酒の菊理媛を誕生日プレゼントにいただく。お猪口30mlが1000円を超えるバケモノである。口が日本酒になっているとのことでつな八で天ぷらをつまむ。鱚鱧穴子鯵茗荷トウモロコシ。合わせる日本酒は黒松白鹿の蔵出し生酒。お通しと鱧に付ける用の梅肉がうまい。値段はそれなりにする。さすがつな八。河岸を変えて西口にあるお魚総本家へ。刺身10点盛りと鰹の藁焼き。魚1匹をまるまる使ってお造り焼き煮炊きができるコースもあり、黒鯥や伊佐木もメニューにあって気になったがふたりだと持て余しそうだったのでやめる。合わせる日本酒は豊口尚彦研究所の純米無濾過生原酒。鰹が分厚くて塩が効いてうまい。ポン酢ではなく塩で食べるタイプだった。菊理媛から日本酒の話へ移り、Hが日本酒を美味しく飲めるきっかけになったらしい阿蘇の銘柄がやっと見つかり、それが山村酒造のれいざんだということで注文したらしい。300mlで6000円もするのでかなりの高級酒だと思っていたがそれは1ダースの値段だと判明、Hはその日本酒に並々ならぬ熱意を持っていたのであまりに安くて露骨にがっかりしていた。いただいた菊理媛はさすがにひとりで飲むのはもったいないしHと一緒に飲もうということになり、しかしふたりだけというのも、ということで日本酒が好きな4~6人を集めてレンタルスペースで昼から飲む運びになった。れいざんも持ってきてそれぞれのおみやにするらしい。あれだけやれ日本酒だそれ日本酒だとしていたのに〆で生ビールを頼む。水のように飲むがべつに水じゃない。

クロックマダムとパテの盛り合わせ

20240902

会社で私の誕生日会がひらかれる。本当は当日の予定だったが台風に伴う大雨で在宅が推奨されてので日が9月へ移った。福島・郡山にある果物店がやっているフルーツピークスのズコットをいただき、プレゼントに社長からは手ぬぐい、先輩方からはアルファ米と無印のカレーとクラフトビールをもらう。よくカレーを食べているとも、よくビールを飲むとも口にしていないはず。どこからかバレているのかもしれない。SNSか?

先日からエアコンの調子が悪く、昨晩は途中で冷気を出さなくなってしまい暑さで目が覚めるほどだった。出社前にコンセントを抜いて再起に賭けたがダメで、いろいろネットで検索して室外機をチェックしたり念のため本体の掃除をしてみるが徒労に終わる。送風モードは使用できているので風じたいは出せるが、冷房やらドライやらの冷気にまつわるモードに切り替えるとそよそよした風しか吐き出さない。しかもぬるい。冷媒ガスが経年劣化でダメになることもあるらしく、というか長くてもだいたい10年くらいが寿命のようでいまの部屋で暮らしはじめて10年めになるのでタイミング的にはぴったりだった。明日になったら大家に言おうと思う。せめて部屋の整理をしなくちゃならない、だるい。

家賃の支払い以外で大家と会うイベントが面倒なのでベッドでゴロゴロしていたら、室内用の眼鏡のネジが折れたようでいきなり左のレンズが落ちてくる。どうにかドライバーで応急処置をしていまのところは大丈夫そうだが、途中で折れているのは変わらないのでいつまた外れるかわからない。乱視がひどくなってきたのでそろそろ新調しようと思ってはいたのものの必要に駆られて眼鏡屋に行くことになるとは思わなかった。今年は波乱の1年かもしれない。

kindleの割引セールで買ったまま積んでいた「地雷グリコ」を読み終える。知っている遊び(グリコ、坊主めくり、ジャンケン、だるまさんが転んだ、ポーカー)にルールを付け足すことで独自性を新たに獲得したゲームとなり、対戦相手に気づかれない、かつ審判の裁量内でルールを犯していないと判断される限りイカサマし放題という暴力のない「嘘喰い」でよかった。好きなのは自由律ジャンケン。フォールーム・ポーカーはカメラに映らない限りなにしてもかまわないという「嘘喰い」で登場してもおかしくないくらいに絶妙な塩梅で、作者の青崎有吾は同い年らしいので世代でもあるから、もしかしたら頭の片隅には本当にちょっとはあって、など思う。ちょうど「ふつうの軽音部」を最新話まで読んだあとだったので鉱野ちゃんのイメージがはとちゃんで再生される。歌声はアイナ・ジ・エンドだと思っている。

20240903

朝起きてから冷房が変わらず冷えないこととを確認して大家宅へ訪問。すぐさま業者へ連絡してくれて木曜日に点検にくるとのことで、それまで送風モードで暮らす。帰宅して部屋の整理。靴が増えすぎて据付の靴箱に収まらないためずっと処分したいとは思っていたが、好みだったしけっこう履いてもきたから踏ん切りが付かず、でも少なく見積もってもここ2年くらい履いていなかったDr.マーチンの8ホールのブーツをついに捨てた。大学院か、修了してすぐに買ったはず。イングランド製のやつ。

「あかね噺」13巻を読む。まるごとまいける兄さんの巻。高座にあがるときに結えた長髪パーマの下から現れるツーブロックがえっちすぎる。こんな二つ目がいたら人気が出ないはずがない。

20240904

ラジオで『「感謝しかない」という言葉にもやもやする』という投稿があり、それについてパーソナリティとアシスタントとゲストスピーカーの3人であれこれ喋っていた。〜しかないは否定形(数量や規模が小ささ・少なさ)とセットになっているので肯定的な意味とくっつく形はたしかに違和感があるのだが、最近は(たぶんネットスラング的に発展・変容したと思うけど)肯定的なニュアンス、「◯◯だけで占められている状態」を指すことも含まれている「しかない」だろうなと思って聴いていた。でも番組ではそういう要素は触れられず、それ以上に「感謝」という言葉じたいの胡散臭さやアピールとしてのパフォーマンス、感情の押し付けに近い行為として捉え直そうとしていて、すごくすごくいじわるだなと思った。言葉を愚直に受け取ることをせずに疑って、注視してゆくのがメディアの本質だと常日頃から言っているので帰結としては当然なんだろうけど、はっきりと嫌な気持ちになった。私は感謝の言葉をすぐ口に出すタイプで、そういうコミュニケーションの浅はかさを言い当てられたからかもしれなかったし、そういうふうに思われていることに気づきたくなかったからかもしれない。自分がいない教室で陰口を言われていたことに無理やり教えられる感じだった。

バーでアルバイトをしている後輩Iから「サルシッチャを仕込んだのでぜひ」との誘いを受け飲みにゆく。ハーブがしっかり効いており美味しい。カウンターしかない店なので居合わせた人たちとたらたら喋りながらサッポロラガー中瓶を三本あける。33年前の最寄駅の動画がYOUTUBEに上がっているようでそれを眺めながらあれこれ言う。まだ私が新入生の頃は駅もいまみたいに改装される前だったし北口の道路は狭くて左右に小汚くてでも安い居酒屋が並んでいたし商店街はまだまだ活気があった。それらがぜんぶ映像に残っていた。ごちゃついて、でも全体的に活気がある町がちょうど上京してきた自分にとってあらゆる場所が目新しくて衝撃的だったことを思い出す。

もうすこし違うお酒の種類が飲みたかったので途中で河岸を変える。よくいくバー。ゴードンのジントニック。はじめは私しかお客がおらず、マスターとアルバイトさんの3人だけで、もし私がきてなかったら店も閉められたのかもなど思っているうちにあれよあれよと人がやってくる。さっきのバーで見かけた人もいる。今日は上がろうとしていたアルバイトさんが他のお客から2杯もらい、上がるのをやめて働きながら飲むことにしたみたいだった。アルバイトさんは映画の脚本を書いているらしく、カメラの視点指示がご法度という話を聞く。それを破りたいなら監督も兼任しなければならず、という話で濱口竜介、ドライブマイカー、村上春樹の流れになり、村上春樹がとにかく好きじゃないからなにが好きじゃないかの言語化がしたくて小説とエッセイをすべて読んだ話を聞き、ヌーヴァルバーグのトリュフォーは唯一、監督として好きな人で同時代のゴダールは本当に嫌いという話。好きでない理由をつかむために好きでない作品群を前にして殉教するように全身をひたす行為にただただ平伏する。テキーラのティエラス ブランドをソーダ割り・ライム別添え。脚本を書くうえで音楽の指示も御法度だけど、と前置きをしたあと「人物が口ずさむ、もしくはイヤフォンを装着して直接聴いている」などの脱法接種ミュージックの話を聞いてアホみたいに笑う。アルバイトさんはジムノペディかドビュッシーを聴きながら作業しているらしい。クラシックがいいんだと尋ねたら歌が入ってなければなんでもいいらしい。ショパン12番ハ短調「革命」を大音量で流しながらテキーラのショット祭りが開かれる。帰ってきていまちょうど4時。明日が不安。夜風はもう秋。

サルシッチャとお通しのサラダ

20240905

ジョーダン・ピール監督「NOPE」のTシャツを初夏あたりに買ってちょくちょく職場にも着ていってる。NOPEのロゴとOとPの間に雲とガーランドが吊り下がっているデザイン。映画Tシャツが好きという先輩(よくシャイニングの双子やグレムリンを着ている)からどこで買ったか教えてほしいと訊かれ、いまはなき原宿と渋谷のあいだにあったPOKEUNIだけどネットでもまだ買えるはずと教えたらどうやら購入したようで今日着ていらした。私も着ていた。恥ずかしい。

帰りしなにスーパーへ寄る。小籠包と水餃子が20%オフになっているので安くなったそれらを根こそぎ買う。どれも好きだが焼・揚・蒸・茹だと茹でるタイプの餃子が好き。水餃子。大学院生のとき池袋にある餃子の王将で焼き餃子の食べ放題へいった際、35だか40だか食べて、まだお腹のキャパシティはあるのに大量の油がどうしても堪えられず断念したことをいまだに悔いており、あれが水餃子だったらもっと食べられたかもしれないと思っている。水餃子が好きなのはうどんと似ているからと友人から揶揄されてそのときは怒ったのだが、もしかしたら正しいのかもしれないと最近はうすうす感じてもいる。

帰ったら大家さんからメモが残っており、日中に業者とエアコンの点検してみたところ変温機能が故障しているらしい。だから冷房というか冷やす系の運転をしようとした途端に風が凪ぐようだった。代わりの部品を探そうにもそもそも製造が終わっているとのことで、そりゃまあ私がこの部屋に入ってから10年は過ぎているので少なくとも10年前のエアコンだし、10年前にしたって型が明らかに古いのでこのまま新調してもらうことになりそう。でも肝心の工事はいつになるかわからない。夜風が秋だと思っていたけど昨日が特異だっただけでまだまだ暑い。夏は熱が籠り冬は底冷えする部屋で、わかんないけどたぶんどこか隙間なり弛んだりしているんだろう、エアコンがないとかなり苦しい。室内の熱中症は夏場のニュースでも聞く。そうならないとも限らない。

20240906

大学の先輩Sさんとの酒席、新宿の銀波。ビールを4杯いただく。前にあったのは1年前の6月。なにか変化を訊かれたけどその1年前から私の生活はほとんど変わっていないので「そう……」と返されて終わる。もう管理画面にさえ入れなくなった私のブログがあり、先輩はその記事をたまに読み返しているらしい。たいそう性格が悪い。とはいえブログの存在は覚えていたけど内容はさっぱり忘れてしまっていたので見せてもらうことになる。最悪のオーディオコメンタリー。大学院生になったタイミングで日記を書く習慣をつけようとしたようで、14年から17年にかけてだいたい月に1回くらい更新しており偉かった。記事数は50。コロナに見舞われてから日記をつけようとTumblrのアカウントを取得したりもしたが年に1回更新もしていない。ブログに残った記事の言い回しや書きざまは(うわぁやめてくれ恥ずかしい)がほとんどだったが、最近のあまり改行を使わない書き方に変わったのは明確に16年の4月、それは友人が亡くなったときで腹落ちした。

帰ってきてスプラトゥーンで遊ぶ。そのままグループ通話で朝までダラダラとしゃべる。起きれたら「ナミビアの砂漠」を観にいくつもり。

先輩

20240907

起きれない。中野で16時から飲みはじめ、人が増えてだんだん減って最終的には最寄駅へ帰って1時まで飲んでいた。死。写真を撮る癖をつけていると記憶がどこから失われたか後に判別できる。カスのライフハック。

まだ記憶のある中華料理屋

20240908

大学の友人Yのお子へ会うため横浜。サークルの友人後輩に声をかけて3年ぶりに集まる。全員とはいかなかったのでまた機会があればいいけど、だんだん都合をすり合わせるのが大変になってくるよなあとみんなの仕事の話を聞きながら思った。赤子も入れるお店とのことでブロンコビリーを予約してもらう。初。種類が多かったのでアンガスビーフとセットでサラダバーつけるが結局ずっとトマトを食べていた。かなり好きな野菜だがそれなりに高いのでひとりだと生で食べる機会が限られているからここぞとばかりにトマトを食べていた。口にしたときの(しゃぶ……)みたいな食感も好きだ。小さい頃はあの汁感があまり好きじゃなかった気もする。そのあとで友人の家にお邪魔して各々ここ数年の話をズババと話す。それぞれ会わなかった時間が明らかに横たわっていることにもびっくりするがそれ以上に子どもをあやしつける友人が親の顔になっていて新鮮に驚く。集まった全員がその光景を慈しむように見ていた。

帰ってから平日の作り置きをいろいろしてからスプラトゥーンのビッグランで遊ぶ。でんせつ999と危険度333%でオカシラ連合を倒してヘリコプターのオキモノをもらう。エンドコンテンツに近い要素のひとつだと勝手に思っているが今回の条件はかなり緩かった気がする。発売から2年が経っていよいよゲームのアップデートがすべて終わりそうな雰囲気になっているので最後の大盤振る舞いなのかもしれない。コロナで東京にも緊急事態宣言が発令されて強制的に在宅作業になり、しかもティッシュやトイレットペーパーなど生活必需品に紙材が回されて漫画作品は出版が延期されたり中止されたりでたいへん暇になった際に友人から遊ぼうと誘われたのがスプラトゥーン2だった。こんなに長く遊ぶナンバリングになると思わなかったなあ。

ゲーム内のロッカーに飾れる

20240909

今週はこんなもんだろうとたかをくくっていたらズンズン仕事が降ってきてかなりピンチ、とはいえ、やる以外に解決するすべはないので粛々とやってゆく。ひとつは入稿した。表紙。

寄稿した作品も溜まってきたし文藝の短編賞で三次選考を通過した作品も発表したいし、12月の文学フリマ東京でひさしぶりに個人誌を出す方向で準備を進めている。が、あんまりうまくいかない。主宰のアンソロジーなら書いてもらうために資料をガシガシ作り込むし、いただいた原稿のためにたくさん手に取ってもらえるように装幀の方向性をしっかり考えてゆくが、自分だけの作品集だしなあとずっと乗れないままでいる。全体の方向性など。とりあえず掲載する作品をまとめていたらおばけか動物かそれ以外のだいたい3パターンしかなくてちょっと落ち込んだ。クジラ・トラ・おばけのモチーフの装画にしたいなと漠然と思う。イラストレーターさんをTwitterで巡って条件を確認し、個人依頼は不可の文字を見てすごすご退散する。就職活動を思い出して頭が痛くなる。そのなかで、この人いいな~と直観した方がいらしたので依頼を送る。はたして。

20240910

起きたら昨晩のイラストレーターさんからさっそく返信が入っており快諾いただいた作品を読んだうえでリモートの打ち合わせののちイラスト着手するとのこと。顔を見たり打ち合わせをしっかりすることで踏み倒しやバックレを防ぐためもあるんだろうが、それ以上に個人から依頼にもかかわらずそこまで手を尽くしてくれることに感じ入る。依頼を出した時点で個人誌を出すぞ!の気概でいたがいっそう引き締まる気持ちだ。ひとまず載せるつもりのデータを整理してみて、昨日も思ったことだけど似たモチーフを扱う作品が多い。だいたい大きな水辺、海か河か湖が出てきやがる。こういうのは読み手から指摘されて浮き上がってくるくらいがよいと思っている。頭を抱えながらとりあえずの順番を決めるが、掲載しようと漠然と思っていた全部は無理そうということもわかったし、文藝の短編賞に送った作品だけが異様に毛並みの違うこともわかった。これ入ってたら全体が濁らねえか?などの不安。2作品くらいは書きおろしも入れたい。

明日エアコンの業者が来るらしい。「配線規制制度が導入されたので壁に小さな穴を開ける工事が必要になりました、エアコンの新調前に机とベッドを動かしておいてください」とメモが投函されていた。調べてみると制定されたのは2013年2月らしい。このエアコンは少なく見積もっても11年めということになる。よく保ってくれたね。具体的にどれくらい動かせばいいかは電話で聞いてとのことだったので(メモに残してくれよ)と思いながら電話をかけるが結局は具体的な位置は教えてもらえないし「最近はちょっと涼しいからまだよかったわ」など言われて(言うとしたらこっちのセリフだしこの部屋なんか異様に暑いんだよ)と電話口でかなりカッカしていた。恩着せがましく「最新のやつになるから」と何度も言われるのもカッカした原因のひとつだった。汗だくになりながら壁際に沿わせていた机を移動させていると天板と引き出し付きの脚が外れる。横着して上に載っていたものをほとんど動かしていなかったので床にズババと散らばる。MacBookは怖かったので避難させていて本当に正解。またぶっ壊れるところだったあぶねえ。机。院生の頃に買ってからずっと模様替えもしていなかったので動かす機会もなく、すっかり天板と脚が一体型だと思い込んでいたが違った。どうせ明日また同じ位置に戻すからと分解したままでいることに決めるが、よく見たら天板の裏側の留め具が明らかに足りない。いまさっきなくなったのではなさそう。8箇所ほど留める穴があり、ネジを必要とする肝心そうな4箇所がまるまるついていない。動かさなかったからずっと不完全なまま使ってきたことにすら気づかなかった。体力も気力も疲れ果てる。本を読もうにもぜんぜん集中できない。寝る。

自分だけ読めばいいやと思ってメモに残していたがずっと日記をつけている友人に訊いたらnoteに公開すればいいんじゃないとアドバイスをもらう。衆人環視に晒されてもこれまで続かなかった負の実績はある、ひとまずやってみる。10日間ほど書き溜めてズババと載せるようにします。

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