小さくなるから出会えた自分 齊藤湧太
この記事は2018年5月23日に投稿されたものです。
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こんにちは。齊藤湧太(さいとうゆうた)です。
SETでは、CMSP15期参加者、CMSP32期スタッフを経て、現在は民泊チームメンバーをしています。
僕にとって広田は、自分が何者なのかを脱ぎ捨てることができる。
そんな場所です。
「◯◯大学の齊藤湧太です。」
「◯◯で活動しています。」
そういった肩書きは町の人には関係ありません。
「今」の自分しか見られません。
そんな普段背負っているものを脱ぎ捨ててしまった自分は何者なのか分からなくなって、
小さくなってしまった気がします。
だけど、それが等身大の今の自分なのだと気づかせてくれます。
何者でもないからこそ、自分が本当はどうなりたいのか、
普段は押し殺している純度の高い感情が出てきます。
もっともっと人との繋がりの中で、感情に素直な自分でいたい。
広田の人は繋がりをとても大切にしています。
おすそ分けの文化や道端での井戸端会議、お家にお邪魔させてもらえばお茶っ子をしている広田の人がいます。
普段、生活している中で煩わしいと感じて、どこか希薄になってしまっていた人間関係も広田では温かく感じられて、
本当の自分は人との繋がりをすごく大切にしたい、ということに気づかせてくれました。
どうしても周りの目を気にして、合わせてしまう自分。
できないと決めつけて諦めてしまう自分。
でも、やっぱり自分の感情に素直に生きたい。
弱い自分にはたくさん気づいたから、もっともっとなりたい自分に向かって生きていきたい。
そう思わせてくれるかっこいい町の人が、自由な町の人が広田にはいました。
そんな広田だから、
そんな「今」に向き合ってくれる広田の人がいたから出会えた自分です。
まだまだ、広田の人のようにかっこよく、自由に
いつのまに誰かの人生を大きく変えてしまうような、そんな人にはなれてないけど、
いつか僕も、僕がそうだったようにあんな人になりたいと思われる大人になりたいと思っています。
何者でもなく、小さく感じる自分はなんだかとっても気持ちよくて、また新しい自分に出会いたくて、何度も広田へ行きたくなります。
広田に想いを馳せつつ、この拙い文章を書きながら、また広田に行きたくなっている自分がいます。
【私のベスト広田ピクチャー】
半年間泊地区で一緒に活動した32期スタッフチームの集合写真。
めったに集合写真を取らなかったのでレアな写真。
それぞれ別々のフィールドに行っても、ずっと繋がっていたいと思うメンバーだし、自分ももっと頑張らないと!と思わせてくる頼もしい仲間たちです。