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読書離れって本当? 本好きの熱気に包まれた「きのもと秋のほんまつり」イベントレポート
こんにちは。本ライターの瀬田かおるです。
ようやく暑さも一段落。心地良い風が吹くようになりました。
するとやってくるのは「読書の秋」ですね。
全国各地では本に関するイベントがたくさん開催されるシーズンです。本好きの私としてもそれらのイベントは楽しみで仕方がありません。
というわけで、さっそくブックイベントに参加してきましたのでその模様をお伝えします。
行ってきたのは『きのもと秋のほんまつり』。会場は、滋賀県長浜市木之本町にある木之本スティックホールです。木之本町は、びわ湖の北部に位置していて、京都駅からだと木ノ本駅までは電車で1時間半ほどかかります。
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じつは、この『きのもと秋のほんまつり』へは、”本好きの来場者”としてではなく、ボランティアスタッフとして参加してまいりました。
イベントでは、全国から約20社ほどの出版社が書籍販売のブースを出店。その作り手たちから「地方でつくる本の魅力」と題した話が聞けるトークイベントが開催されたり、なんと、作家の高橋源一郎氏の講演会があるなど盛り沢山の内容です。
なので、本好きとして参加するだけでもよかったのですが、スタッフとして参加した方がより「本」に密着できるかなとボランティアスタッフ希望の手を挙げました。
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私がお手伝いしたのは、江北図書館のグッズを販売するブースです。
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滋賀県でも北の方に位置する木之本町。少々アクセスが不便であるにも関わらず、本当にたくさんの方が来場されたのには正直ビックリしました。
こんなにも本が好きな人がいることを目の当たりにし、同じ本好きとして、とても嬉しかったです。
出版社の各ブースでは真剣に本を選んでいる人や、出版社のかたと本の話しを熱心にされている姿を見て、「読書離れって言われてるけど、それ、本当??」なんて思わずにはいられませんでした。
このイベントの主催者は、江北図書館ファンクラブ funで、江北図書館を存続させたいと願う人たちによって生まれた会です。
江北図書館については、図書館のホームページにこう記されています。
江北図書館は、弁護士・杉野文彌が明治35年に設立した杉野文庫を前身に、明治39年に誕生した私設図書館。
それから、約120年、町の人たちに支えられ、滋賀県で最も古い現存する図書館として活動を続けています。
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江北図書館には今回はじめて伺いましたが、コーヒーフェスティバルが開催されていたのもあり、図書館の外はたくさんの人で賑わっていました。
中に入ると歴史を感じさせる造りではあるものの、本好きの人たちの手によって大切に大切に守られてきてることが伝わってくる、そんな温かみを感じる図書館でした。
『きのもと秋のほんまつり』に参加し、100周年を迎えた歴史ある図書館を訪れて思ったのが、「本」があるところに人は集まってくるということ。そして、本を介して会話が生まれるからみんな笑顔になっているんです。
ボランティアスタッフとして参加したものの、各ブースを見る時間をいただくこともできました。ここで私が購入した本をご紹介しましょう。
【hoka books発行】「創作と生活」
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【スタブロブックス発行】「紫式部が愛した紙」戸田善規 著
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ライターとして企画、取材をしてWebメディアで連載中の私としては、「源氏物語」という言葉が目に飛び込んできて手に取らずにはいられませんでした。
(ちなみにこちらの記事です。ちゃっかりご紹介)
【能美舎発行】「江北図書館」
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レポートは以上です。
会場まで移動時間はかかりましたが、このイベントに参加して良かったと心から思った1日でした。
本が好きな人が集まる空間ってやっぱり良い! そんなことをぼんやり思っていたら帰りの電車を逃してしまうという失態をおかしてしまいました^_^;
1時間、ホームで待ちぼうけをくらい、なんとか帰路につきました笑。
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まだまだ始まったばかりの読書の秋。
本好きのみなさん、読書の秋を楽しみましょうねー!