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書評ブログ vol.19「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」を読んで

無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。

≪読み終わった本≫

働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』 村山昇

結構ボリュームのある本ですが、イラストがふんだんに使われているのでためになることばかりの内容でも理解しながら読み進めることができました。

表紙裏に書かれている「働くこと」を見つめなおす旅へ、ようこそ! という言葉が今の私の状況とピッタリでしたので尚更興味津々で読むことができました。

最近、「働くこと」についてたくさんの本を読んだり、セミナーに参加しています。
”キャリア” というと、高学歴で高資格を持った人であったり、会社でバリバリと実績を積んで良いポジションについている人、仕事で培った幅広い人脈を持っている人。私はそういうイメージを持っています。
なので、「ライフシフト」というとそういった人たちが関係するものなのか?と思いがちですが、世の中そういった人ばかりではないはず。現に私も、”キャリア” と呼べるような(私が思っているような)ものを持っているわけではない、ただの平凡な一、兼業主婦です。そんな平凡な兼業主婦でもこれからの「働き方」について悩んだりします。

そんな時にであったのがこちらの1冊でした。
その中で印象深いイラストがありました。35ページにあるそのイラストは、

「career」の語の由来は車両、荷車にあると言われています。仕事人生という長き道のりにおいて、私たちはさまざまなものを得ながらそれらを荷車に積み込み、さまざまな想いを現在・未来に向かって抱き、車輪のあとを残しながら進んでいく。

として、荷車を引いているイラストがあります。そしてその荷車には「人脈」「感動」「失敗」「能力」「業績」「修羅場」といった仕事人生で経験した様々な想いが積まれているのです。それらが自分がいま歩いている人生の足跡として残っている。
平凡そうに見えて、多少なりとも私にも足跡はあるはず。自分では当たり前だと思っていたものが、意外にも他人には凄いことだと思われていたこともひとつふたつ思い当たることもあります。

それから、毎日勤務先の一員として働いていると目先の ”やらなければいけないこと” に躍起になってしまいますが、「わたしは、働くことでどんな自分になっていたいのか」そうやって一歩引いて仕事をするということを考えてみると、働くということも違ってくるのかな。

そんなことを考えるきっかけを与えてくれた一冊となりました。

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