見出し画像

品品喫茶譚 第105回『東京 下北沢ニュー風知空知 街の灯』

9月18日にライブさせていただくことになったニュー風知空知は、まだ店名が風知空知だった時代によくライブをさせていただいていた。
ツイッターの検索機能を使っておのれのツイートを遡ること十二年。
2012年2月、かの店で初めて企画したのが「おばけ少年の集い」という当時、下北沢の街で何回か開催していた弾き語りライブだった。
そのときは漫画家の古泉智浩さん、奇妙礼太郎さんに出ていただいた。
同年9月には初の全国流通盤『H荘の青春』をリリースし、レコ発ライブを行った。
このときの共演は、古泉智浩さん、倉内太君、スーパーアイラブユーの片貝君だった。
翌年2013年4月にも風知空知で「おばけ少年の集い」を催し、それが最後のおばけ少年になった。
同年3月に京都に越した私は、早速やってきた帰京?に心を躍らせたものだ。東京の街を懐かしいと嘯くにはあまりに時間が短すぎるノスタルジーは、それでもそれなりに心地よかった。
つまりいつも私は女々しくありたいだけなのだった。
共演は、岡沢じゅんさん、柴田聡子さん。
翌年からはレコ発でお世話になった。
2014年10月、『紅い花』発売記念コンサート。
2015年5月、『ニュータウン』発売記念コンサート。
2016年7月、『僕は持て余した大きなそれを、』発売記念コンサート。
確か2014年のときは台風が来ていて、直前まで開催できるか不安だったなとか、学生服でステージに上がったり、歌詞が飛んだり、嬉しかった記憶も、悔しかった記憶もどちらも等しくあるけれども、とにかくどの日も特別な気持ちでステージに上がったことだけは間違いがない。
まだ東京に住んでいたころ、数少ない友達に声をかけ、店で自分の誕生日を祝ってもらったこともあった。厚かましく押しつけがましい私の気分にみんな付き合ってくれたのだ。
夢みたいに、なんていうと、いかにもわざとらしいが、東京の麗しい記憶として、たまに夢みたいに思い出すことがあるくらい、私にとっては嬉しかった。
ニュー風知空知になってからは店と少し縁遠くなり、出演したことはなかったが、SNSで10月に閉店することを知り、どうしても、もう一度だけライブをできたらと思った。なくなると知ったから連絡してくるような奴などいい印象を持たれるはずがないと思うが、お店のスタッフさんは快諾して下さった。
企画には、漫画家の大橋裕之さんに弾き語りでの出演をオファーした。
6月に観た始めたばかりだという大橋さんの弾き語りは本当に素晴らしかった。
実はこの日、自分から皆さんにお伝えしたいことがひとつある。
自分にとって、結構結構大事なこと。
と、結局、ライブの告知になってしまうのだけれど、
とにかくもう一度、風知空知のステージに立てることがいまは嬉しくてしょうがない。
いつも観に来て下さる方、あの頃、観て下さった方、またお会い出来たら嬉しい。

喫茶譚なので、最後にアイス珈琲を

「すびびびび」

では、詳細をどうぞ!

9月18日(水)下北沢ニュー風知空知(東京)

『街の灯』

開場19:00
開演19:30

前売¥2000(1D別¥600)
当日¥2500(1D別¥600)

■出演
大橋裕之
世田谷ピンポンズ
※大橋さんは弾き語りでの出演です。

■御予約

いいなと思ったら応援しよう!