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品品喫茶譚 第103回『京都 烏丸御池ユニオン』

京都に住んで早いもので十一年になるわけだけれども、当たり前だが行ったことがない喫茶店が沢山ある。
なんで行ってねえんだ、と自分に言いたくなったのが、こないだ教えてもらったユニオン。
もしかしたら元々は名曲喫茶だったのだろうか、結構広い店内は二人がけの席が並んでいる。もち四人くらいで座れる席もある。席はすべて奥のほうを向いており、奥にはテレビがある。私が行ったときには「虎に翼」がやっておった。良いドラマだ。
テレビの横辺り?にはスピーカーがあり、これを見て、あーなんとなく名曲喫茶だったぽいーと、まるで阿呆のように思ったのだった。店内をうろうろした訳ではないので確かなことは分からない。
手前の二人席からの風景。
タバコをふかすまばらなおっさんが数人。少し前は天井が吹き抜けているのか、自然光が差し込んでいるようにみえた。差し込んでいるなら、超いいかんじ。

名曲喫茶という言葉が頭にあったからかどうかは分からないが、帰りは珍しくレコード屋に寄ろうと思い、久々にワークショップレコードに行った。特に詳しいわけではないが、詳しいような面をして阿呆がレコードをディグる。レコードっていい匂いがするなあ。あへー。探しているレコードはなかったけど楽しい時間だった。
レコードという言葉が頭にあったからかどうかは分からないが、私は最近CDウォークマンを持ち歩いているのである。聴きたいアルバムがサブスクにないから、そうなったんだけどさ、線につながれて聴く音楽もいいなって久しぶりに思ったよ。少しだけ接触が悪くて掠れる音もCDが読み込まれるときに聞こえるキュルキュルっていう音も全部音楽。フィジカルでちゃんとアルバムを出そうと思ったよ。
急にタメ口!
ではまたまた。

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