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最近夫がいない昼間にやっていること
妻です。
最近夫がいない昼間にやりはじめたことがある。
それは本を音読すること。
なんで音読?と感じた人もいるかもしれない。
ズバリ、夫が帰ってくるまで言葉を全く発しない日があることに気づいたから。
もちろん、「あ!」とか「やらなきゃー」とかのひとりごとは言っている。
けれど、外出しない限り、夫が帰ってくるまで全く言葉を発しないことに今更ながらびっくりしてしまった。
同じような方いらっしゃいません?
もう1つの理由は、音読した方がより頭の中に入ることに気づいたから。
先日、チェーホフの『六号病棟(六号室)』という物語を読んだ時に、読んでいるはずなのに、登場人物の一人をどうしても見つけきれないことがあった。でも、YouTubeの音読動画で聞くと一発でわかった。
人間、興味がないものを読むときは読み流しているんだなとつくづく思い知る。目が滑るというか。読んでるつもりになっているんだろうな。
本を読みたい方はこちらをどうぞ。
当たり前と言えば当たり前の話なのだろうけど、音読の方が黙読して読むよりも文字をちゃんと認識できる。
頭に入れたい時や理解したいときは音読ってもってこいなんだなと改めて思った。
あと意外に読んでいて感じるのは、難しい漢字や熟語を知ることが楽しいということ。
最近、ショーペンハウアーの『幸福について』を読みはじめた。
ちなみにショーペンハウアーは18〜19世紀に生きた哲学者だけど、ネガティブ思考しがちな現代人にとって、響くものもあるのではないかなと思う。
ショーペンハウアー 『幸福について』 アバタローさんの声が好きです。
本はこちら
哲学の本だと読みにくそうと思いがちだけど、これは割と平易な言葉で書かれている(と思う)。が、それでも読めない漢字がちょくちょく出てくる。
例えば「倦む」
倦怠感の「けん」だから「けんむ??」と読みそうになったけど、
正しくは「うむ(もしくはあぐむ)」。
意味は「同じ状態が長く続いて、いやになる。あきる。」らしい。
「へー!!( ´ ▽ ` )」で終わる話なのだが、新しく何かを知るって楽しい。
ちなみに夫が帰ってくるとアウトプットも兼ねて本の内容をざっくり話すようにしている。そうすることで私の記憶も定着して、夫のインプットにもなるので一石二鳥。
誰の目も耳も気にすることなく、読みたいペースで、たまにお茶を飲みながら声を出して読む。
なんなら1ページで終わる日もある。
そんな最近始めた音読だけど細ーく長ーく続けていけたらいいなと思う。