放送大学大学院の入学に向けて、現在準備中です。
先行研究を調べる中で「フレネ教育」というものに辿り着き、よく知っておく必要があると思い、今回noteを使って記録することにしました。
また同時に、Freinet,Célestinの著書
「言語の自然な学び方-学校教育の轍の外で」(訳:里見 実)
を読む前の予習として記事投稿を行っています。
「フレネ教育」とは
フレネ教育は、セレスタン・フレネ(Freinet,Célestin)による教育実践。
以下は「フレネ教育研究会」のHPより抜粋。
20世紀のフランスにおける公教育ということで、
19世紀後半~20世紀前半における教育の変革としては
・1881年にフランスで初等教育の無償化
・1882年に教育の義務化
・教育の平等化
あたりがテーマとなっており、教育の大衆化、教育改革が激しく行われていたことが見えます。
19世紀後半~20世紀前半は教育運動が盛んになり、その流れは日本における大正自由教育運動に繋がっていきます。
(この辺りは学部時代に学んだ知識が残っていて助かっています)
「教室に印刷機を」
フレネ教育で重要とされていたものに「印刷機」の存在があります。
これはフレネ教育で始まったとされる「学校間通信」と呼ばれる、遠く離れた学校にいる生徒と交流する手段に必要な技術でした。
子どもたちの作成した文章を印刷機にかけ、印刷物を他校に配布することで、同じく遠く離れた地で学ぶ生徒の価値観に触れることができたのです。
「フレネ教育」の要点(引用)
・自由テクスト
・学習の個別化
・印刷機を学校へ
・興味の複合
・学校協同組合
・学習文庫(B.T.)
おわりに
フレネ教育の教育実践が実際、どのように展開されているかを、フレネの著書を読んだ後に調べていく必要がありそうです。
特に、研究テーマとの関連をより深く見い出していきたいところです。