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セッション起業のきっかけ ~7年越しの有言実行~

どうもこんにちはセッションの谷口です。
世の中には起業するにあたって色々な経緯の人がいます。
今から起業する方々にとって、少しでも刺激になればと思っています。

・起業して世の中を変えるぞ! 
・このメンバーでなにかやりたい!
・声がかかって、プロ経営者としてスタートアップ時に参画する!
・企業勤めだったが、個人で事業でやったほうが儲かるし、雇われたくない!

理由は様々あると思うし、正解はないと思います。

私はもともと起業なんてせずに、1社目に入った大手企業でのし上がってグループ会社の社長になると宣言していました。

ただ、シンガポールでビジネスに敏感な中華人たちに触れ、そんな最中、突然癌になって死を身近に感じ、人生の死生観とキャリアがバシッとリンクした瞬間に起業を決意しました。

ずっといつか越したいと考えていた父親、母親は共に独立しており、経営者として現在も現役です。不思議と起業を決意してから起業仲間が周りに増えてきて、両親の背中を見ていたからか、起業することに一寸も迷いもなく、突き進むことができています。


セッション起業の経緯

遡ること2014年大学3年生、「起業」の二文字を言い始めたのは伊藤からだった。
私はロシアの留学から、パプア、風巻、伊藤は中国留学から帰国し、久しぶりの再会を果たしたばかりだった。
大学の天気の良いテラスで集合していた時に、

伊藤「俺ら起業しない?俺らならでかいことできる気がするんだよね」

と軽く言っていたことを今でも鮮明に覚えている。

その当時私はパイロットになるという夢があったし、起業なんて1mmも考えていなかったし、自分には程遠い世界だと思っていた。

それから7年間、4人全員で集まることは殆どなかった。
というのも、必ず誰かが海外にいて、物理的に集まれなかった。
風巻が中国に休学し1年留学に行き、
帰ってきたと思ったら伊藤がカナダに留学に、
帰ってきたと思ったら谷口がシンガポールに赴任、
帰ってきたと思ったら伊藤がインドネシアとカンボジアに赴任、
7年ほどすれ違う日々が続いた。

それぞれが留学、就職と別々の道に進んでいた。
「本当にやりたいことこれなんだっけ」
「このままずっとサラリーマンやってて楽しいんかな?」

なんとなく悶々としたものを抱えながら淡々と日常を送っていた。

そんな最中突如悲劇は訪れた。。

2017年夏、私は血液癌が見つかり、シンガポールから緊急帰国し、入院生活を送っていた。
抗癌剤治療と放射線治療は本当にしんどくて、
吐きたいのに吐けない
髪はバッサバサ抜ける
転移が見つかる
祖父母に看病してもらっている自分が恥ずかしくなってくる
社会人同期に遅れを取っており焦りを感じる

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死を間近に感じ、一片の後悔もない人生を送るために、改めて人生の目標を再確認し、社会の役に立つこと、自分の力で事業を起こす意思を固めた。
(そして将来恵まれない動物の為にタニゴロウ王国を作ると決めた)

事業を起こすことを決意した私はパプアが奥さんとお見舞いに来てくれたときもずっとビジネスのお話を病室でしていて、「いつか必ず一緒に事業を作ろう」と誓った。
その時、まだまだ生きなければならないなぁと思った。

パプア加工

*パプアと病室にて (このときかなり吐きそうな時w)

その時伊藤はインドネシアに赴任していたが、起業の思いは消えてはおらず、事業案を考えていてくれた。
私の癌闘病が終了し、無事社会復帰する前にパプアと一緒に伊藤に会いにインドネシアまで行った際には、海にも行かずひたすら事業案の話しを時間を忘れて議論していた。そして「絶対に形にしよう」と誓った。

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*谷口に乗られながらビジネスモデルを紙に書く伊藤

とはいえ、本業もあってバタバタしていた私たちは距離や時差もあり、なかなか事業案から実行に移せずにいた。

そして2019年冬、伊藤が2年間の海外赴任期間を終え帰国した時に、7年ぶりに4人のメンバーが再集合した。もう我々を阻む距離の問題はなくなったので、話は自然と起業する話に直結した。

極自然に起業することに、全員が歩き始めた瞬間だった。

起業の決意 その後

伊藤の軽い「起業しようぜ」発言からメンバーの頭の片隅には「起業」の二文字があったのかもしれない。

ただ、私達が考えていた以上に起業は大変で複雑なものだった。
ビジネスを起こす、それも今まで世の中になかったサービスを作ることは、想像を絶するほど大変なことだった。

「安楽死ビジネスやりたい!」
「フードロス関連の事業を!」
「いや、マッチングアプリを!」
「ていうかそもそも俺らに何ができるんだ」

各々の思惑と、社会の動き、新型コロナウィルス、やりたいことと、やるべきこと、ビジネスを作り出す上での事業案のすり合わせがかなり大変だった。

次回は事業案が決まるまでについて記載します。

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また、セッションでは納得感のあるキャリアを歩めるようキャリア支援を行っています。興味のある方は事業内容についての記事を別noteで発信しておりますので是非ご一読ください。

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