広義の〈コンセプト文〉的なものを書くときにやっていること

評論系同人誌の巻頭言に始まり、仕事で書くボディコピー(タイトルやそれに付随するキャッチコピーと違って、サブタイトル以下の長めの文章的なもの)や展示等のステートメント、トレーディングカードゲームにおけるフレーバーテキストなど、広い意味で、対象に適したトンマナをキープしながらコンセプトを表現する文章(以下、コンセプト文)にかかわる機会が増えてきた。

一般的な書き方が存在しているかかなり謎なタイプの文章だけれども、自分のなかでなんとなく方法論めいたものが生じつつあるので、少し整理してみたい。内容と形式が強くリンクするジャンルではあるものの、書かれるべきことはすでにおおよそ決まっている前提で、あくまでも書き方や書く際のマインドセットにフォーカスしてまとめる。

イキったテキストを用意する

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