家を「今」買うべきか?
家を買うのは簡単だ。
みんなが味方して背中を押してくれる。
(狙いの価格で)家を売る難しさを知っているのか。
仲介の掌で転がされる。
どっしり構えないと不利な交渉になってしまう。
需給だって読めない。
販売価格に実需が追い付けなくなると、東名阪の一等地を除いて価格は崩れだすのでは?
そんな状況で損切りしてまで、住み替えを決断できるのか。
結局購入物件に自身のフットワークを制限されてしまうのではないか。
反対のシナリオもある。
全国的な市況として、建設費高騰がマンション価格に転嫁される。
新築マンションの価格が上がると中古マンション相場も引っ張られる。
こうなってくるとすぐにでも物件を購入してスタンスを取るべき、となる。
物件購入時、必然的に住宅ローンを使う。
確かに超低金利。
属性も有利に働くであろう。
ただし、借りたものは当然返す必要がある。
今の「3住7投」くらいの感覚だと、マンション市場にレバレッジをかけて順張りしている状況になる。
つまり、毎月返済を進める一方で物件の価値が低下しない状況であればホクホクだ。
だが、そうでなければ状況は賃貸と変わらない。
むしろ、手数料や税金、フットワークの面においては賃貸の方が優れている。
そして、私は東名阪の一等地以外においては価格上昇は見込めない、というスタンスを取っているようだ。
それと同時に、東名阪の一等地には惹かれない。
むしろ空が広くて空気が美味しくて川が綺麗、そんな場所に惹かれる。
(価格的に綺麗めな物件に手が伸びない等問題があれば、古めの一軒家でも買って勝手にリノベして気ままに住むのも楽しそうじゃん!とすら考えている。)
そんな感じだと、私的にここならフットワークが重くなっても(売値的に居住地を縛られても)いいと思える場所の不動産(7住3投)を購入するべきな気がする。
それで機会があれば住み替えも検討するような感じ。
とすると、やはり札幌か福岡かな。
定住するエリアを掴み取れれば、スッと不動産購入ができそうだ。
よくよく考えると、マンクラ界隈は自身の活動エリアを定めたうえで動いている。
東京に住み続ける前提で、値上がり期待の住み替えを行ったり。
だとするなら、私が彼らと前提をそろえずに勝手に同じような動きを取ろうとしていることになる。
それは危険である。
Sさん曰く、ベットしているのはキャッシュだけではない。
住宅ローンである限り、そこに自身が住む時間(人生)もベットしている。
それらを踏まえて投資としてリターンが見込めるのか、ということも観点。