『数分間のエールを』を観て感じたこと
7月7日に映画”数分間のエールを”を観に行きました。
近年のアニメーション映画で使用されるCG技術を使っていて、動きがヌルヌルしていたので、正直あまり好みではありませんでした。
しかし、制作を担当した”Hurray!”の主戦場であるMVを題材としていただけあって、主人公がBlenderでMVの世界観を展開していく場面やMVそのもののクオリティーはピカイチだった。
最後に全ての集大成になるMVが流れた時にストーリーと相まって鳥肌が立つのと同時に涙が溢れた。
このMVより前に完成し、織重夕に否定されたMVが映画の中で制作されていました。主人公が純粋に歌詞などを参考に主人公のフィルターを通して制作した前向きな解釈のMVで、これも完成品として観たいなと思っていたりします。
また、この映画には主に4人の登場人物が中心に描かれており、それぞれがものづくりに思いをかけている。
■朝屋彼方(CV.花江夏樹):中学生時代に絵画コンクールで友人が賞を獲り、自分が取れず挫折を感じる。挫折時に見た動画をきっかけにMV制作に没頭する。
■織重夕(CV.伊瀬茉莉也):ミュージシャンを目指し、100曲もの楽曲を作成。しかし、箸にも棒にも掛からずミュージシャンを断念し、高校教員となる。
■外崎大輔(CV.内田雄馬):彼方の友人で中学生時代に絵画コンクールで賞を獲る。この賞がきっかけで絵画の道を目指し、美大を志す。
■中川萠美(CV.和泉風花):クラスの中心人物。学園祭で曲を披露するためにMVを彼方に依頼をする。
朝屋彼方が織重夕のMVを作り、友人の外崎大輔が彼方を助けるということが大筋の流れだったことから、途中まで、中川萠美が名前付きの登場人物である理由がわからなかったが、最後の一言で萠美が葛藤する前の彼方も救っているような気がした。この映画を観てものづくりにより熱中したいと思いました。ぜひ、観にいって欲しい作品だと感じました!