sesame MEDIA

合同会社sesameのクリエイティブに関する事柄を発信していきます。 映像・デザイン・写真・イベントなど様々なことをやっているので、気になったらご連絡ください! HP:https://www.sesame-gk.jp

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最近の記事

アニメーションの進化:手描きからCGへ

手描きアニメーションの黎明期アニメーションの歴史は、19世紀末から始まりました。初期は、一枚一枚手描きでフレームを描く「セルアニメーション」が主流で、ディズニーの『白雪姫』や日本の『鉄腕アトム』などが登場し、多くの名作が生まれました。手描きのアニメーションは、感情豊かで微細な表現が可能でしたが、多大な労力と時間が必要でした。 CGアニメーションの台頭1990年代に入ると、コンピュータグラフィックス(CG)がアニメーション制作に導入され、『トイ・ストーリー』などがその先駆け

    • ドローン空撮が切り拓く映像革命:無限の可能性と未来

      近年、ドローン技術の進化により、映像表現の世界に革命が起きています。従来のヘリコプターや固定カメラでは不可能だった角度や高度から、ドローンは驚くほど鮮明で臨場感あふれる映像を低コストで撮影できるようになりました。 ドローン空撮がもたらす、未体験の映像体験テクノロジーの進化がもたらしたドローン空撮は、従来の空撮技術に比べ手軽で低コストになり、個人や小規模プロジェクトでも利用可能になりました。これにより、映像クリエイターは新たな視点からの撮影を実現し、今までにはないダイナミッ

      • スマートデバイスが変える映像視聴体験:好きな時に、好きな場所で、好きなコンテンツを

        一昔前まで、お茶の間の象徴であったテレビの前に座って、決まった時間に流れる番組を見るのが当たり前の映像視聴スタイルでした。しかし、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの普及、そして高速インターネット回線の進化によって、私たちの映像視聴体験は劇的に変化しています。 いつでもどこでも、パーソナルな映像体験をスマートデバイスの最大のメリットは、場所を選ばずに映像コンテンツを楽しめることです。通勤中の電車内、休憩中のカフェ、旅行先のホテルなど、時間や場所を問わ

        • 認知バイアスがもたらすショート動画の視聴獲得競争

          現代のメディア環境において、視聴者の注意を引きつけることはますます困難です。競争が熾烈なコンテンツにおいて、視聴者の認知バイアスを理解し、それを戦略的に活用することが重要な点の一つになる。 認知バイアスとは?認知バイアスとは、人間の思考過程で系統的に生じる偏りのこと。これは、情報処理を迅速かつ効率的に行うための脳のメカニズムですが、現実の判断を歪めてしまうことがあるので注意が必要である。代表的なバイアスには、確証バイアス、アンカリング効果、感情バイアスなどがある。 認知

          バーチャルプロダクション:映像制作の未来を創造する革新技術

          バーチャルプロダクションは、映画、テレビ番組、広告など、映像制作のあり方を根底から覆す可能性を秘めた革新的な技術である。従来のグリーンバック合成とは一線を画し、LEDウォール、ゲームエンジン、ARといった最新技術を駆使することで、撮影現場にリアルタイムで仮想的な背景や環境を構築する。 バーチャルプロダクションがもたらすもの:効率性と創造性の向上バーチャルプロダクションは、従来の映像制作の常識を覆し、多くのメリットをもたらす。 コストと時間の劇的な削減 物理的なセットや

          バーチャルプロダクション:映像制作の未来を創造する革新技術

          映画業界の大転換点: 技術革新とともに進化するエンターテインメント

          映画業界はその誕生から現代に至るまで、多くの技術革新とともに大きな転換点を迎えてきました。以下に、その主要な事業転換点を抜粋してまとめます。 1. 映画の誕生 (1895年) リュミエール兄弟が1895年に初の商業映画上映を行い、映画という新しいエンターテインメント形式が誕生しました。この時が映画業界の始まりとされ、多くの映画製作者に影響を与えました。 2. サイレント映画からトーキー映画への移行 (1927年) 1927年に「ジャズ・シンガー」が公開され、世界初の

          映画業界の大転換点: 技術革新とともに進化するエンターテインメント

          映像を使うことで地域を活性化できるのか?

          「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、映像は言葉を超えた力強いメッセージを届けることができる。近年、その力を地域活性化に活用する動きが活発化している。美しい自然、歴史や文化、人々の温かい交流など、それぞれの地域が持つ魅力を効果的に発信することで、観光客誘致、移住促進、特産品販売促進、地域ブランディングなど、多岐にわたる効果が期待できるからと考えられる。 映像による地域活性化の成功事例:岐阜県飛騨市に見る「聖地巡礼」効果2016年に公開されたアニメーション映画「君の

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          ARと映像技術の融合:認識の拡張がもたらす新たな世界

          近年、拡張現実(AR)技術と映像技術の急速な発展により、私たちの現実世界の認識が大きく拡張されつつあります。本記事では、ARがもたらす認識の拡張と、それを支える映像技術の進歩について探ります。 現実世界への情報重畳ARの最も基本的な機能は、現実世界にデジタル情報を重ねて表示することです。最新のカメラやセンサー技術により、環境をリアルタイムで認識し、高解像度の映像技術と組み合わせることで、より精細で自然な情報提示が可能になっています。 空間認識と3Dマッピング環境を3Dで

          ARと映像技術の融合:認識の拡張がもたらす新たな世界

          さんぽ〜中目黒〜

          7月20日に友人と一緒にスナップ写真を撮りに表参道から代官山を通り、中目黒まで行きました。 暑い日差しが照りつける中での撮影だったため、二人とも汗が止まりませんでした。 原宿駅で待ち合わせをしたのち、表参道まで歩いていきました。 休日の表参道は人でごった返しており、すれ違う人は日傘やハンディ扇風機など皆それぞれの冷感グッズを携えていました。 表参道駅にたどり着いたら右折をして、渋谷に向かいます。 ここまでくると人通りは少なくなり、人混みの中で感じていた暑さとはまた違う暑さ

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          テレビはオワコンなのか?5つの重要論点から見る未来

          「テレビ離れ」が叫ばれて久しいですが、本当にテレビは過去の遺物になってしまうのか? テレビの未来を左右する5つの重要な論点から、考えてみる。 1. 視聴率の二極化:若者のテレビ離れと高齢者の高視聴率過去10年間で地上波テレビの視聴率は低下傾向にありますが、その実態は「二極化」が進んでいると言えます。若年層を中心にテレビ離れが進む一方で、高齢者層では依然として高い視聴率を維持している。 2. 新技術への適応:スマートTVとストリーミングサービスの台頭テレビ業界も手をこまね

          テレビはオワコンなのか?5つの重要論点から見る未来

          アニメ/映画の製作委員会方式の岐路:表現の自由と未来

          日本のアニメや映画産業を支えてきた製作委員会方式だが、近年その在り方が問われている。 製作委員会方式の抱える課題最大の課題は、出資企業が多岐にわたることで生じる「表現の制限」だ。各社の意向を反映した無難な作品になりがちで、クリエイターの自由な発想や挑戦的な表現が阻害されるケースも少なくない。その結果、アニメや映画の本来の多様性や可能性を狭めているという声も上がっている。 課題を踏まえた上で必要なのは進化現状のままでは、製作委員会方式は、表現の幅を狭げ、アニメや映画産業全体

          アニメ/映画の製作委員会方式の岐路:表現の自由と未来

          映像と音楽の融合がもたらす感情的影響

          映像に音楽を重ねることで、人の感情が大きく動く現象は、多くの人が経験したことがあるだろう。この効果の背景には、複雑な心理的・生理的メカニズムが存在する。本記事では、なぜ音楽が映像体験を劇的に変化させるのか、その理由を詳しく探っていく。 感情を動かす多様な要因感情的な共鳴 音楽は直接的に感情を刺激し、映像の雰囲気を増幅する。例えば、悲しい場面にメランコリックな音楽が重なると、視聴者の感情がより強く揺さぶられる。 記憶と連想 特定の音楽は過去の経験や記憶を呼び起こし、個人的な

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          スマホがもたらす映像制作の一般化とプロ/アマチュアの境界線とは?

          スマートフォンの普及により、映像制作の一般化が進む一方で、プロとアマチュアの境界線は複雑化している。この現象は、映像制作業界に大きな変革をもたらしている。 映像制作の一般化は、主に以下の要因によって加速している 高性能カメラを搭載したスマートフォンの普及 使いやすい編集アプリの登場 YouTube や TikTok などの配信プラットフォームの拡大 制作コストの大幅な削減 これらの要因により、誰でも手軽に高品質な映像を撮影し、編集し、世界中に発信することが可能にな

          スマホがもたらす映像制作の一般化とプロ/アマチュアの境界線とは?

          『数分間のエールを』を観て感じたこと

          7月7日に映画”数分間のエールを”を観に行きました。 近年のアニメーション映画で使用されるCG技術を使っていて、動きがヌルヌルしていたので、正直あまり好みではありませんでした。 しかし、制作を担当した”Hurray!”の主戦場であるMVを題材としていただけあって、主人公がBlenderでMVの世界観を展開していく場面やMVそのもののクオリティーはピカイチだった。 最後に全ての集大成になるMVが流れた時にストーリーと相まって鳥肌が立つのと同時に涙が溢れた。 このMVより前に完

          『数分間のエールを』を観て感じたこと