6.「正欲」浅井リョウ

朝井リョウさんの「正欲」を読んだ。

マジョリティというのは何かしら信念がある集団ではないのだと感じる。マジョリティ側に生まれ落ちたゆえに自分自身と向き合う機会は少なく、ただ自分がマジョリティであるということが唯一のアイデンティティとなる。そう考えると、特に信念がない人ほど“自分が正しいと思う形に正そうとする行為”に行きつくといのは、むしろ自然の摂理なのかもしれない。

正欲

これまでマジョリティにいれないことに落胆したり、落ち込んだり、泣いたりした。
でも、ここにいるからこそ、自分自身と向き合い、信念が持てているのだ。

そんな自分に少しだけ自信が持てた。

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